目次
3. 胡弓(二胡)演奏
4. 龍踊(じゃおどり)

3. 胡弓(二胡)演奏

二胡は、日本では胡弓(こきゅう)と呼ばれることも多いようですが、実は中国には胡弓という楽器が別に存在しています。

胡弓は、弓を回転させずに楽器本体の角度を変えて移弦するなど、二胡とは形態も奏法もまるで違う楽器です。日本には文禄年間に伝わり、京阪では三絃、江戸では四絃の胡弓が使われました。

三曲合奏(邦楽:箏、三絃、胡弓の合奏、現在は胡弓ではなく尺八の場合が多い)で用いられることが多いようですが、独奏曲もあり、また最近では"風の盆"で人気が高まるなど、その儚げで哀愁をたたえた音色は現代に於いて再び見直され、ポピュラーな存在になりつつあります。

3年ぶりの長崎ランタンフェスティバル!貸切イベントに潜入
(画像=『たびこふれ』より引用)

イベントが開演し、胡弓の演奏が始まると、会場の雰囲気を鷲摑み。一気に引き付けられます。

3年ぶりの長崎ランタンフェスティバル!貸切イベントに潜入
(画像=『たびこふれ』より引用)

この音色を聴いていると、何か心が安らぎます。一気にファンになってしまいました。

しばらく前に、女子十二楽坊が流行ったのを思い出してしまいました!

4. 龍踊(じゃおどり)

龍踊(じゃおどり)は、数千年前中国での雨乞いの儀式として行われていました。

3年ぶりの長崎ランタンフェスティバル!貸切イベントに潜入
(画像=『たびこふれ』より引用)

龍は玉を追い求めて乱舞します。玉は太陽・月を表し、龍が玉を飲むことによって、空は暗転し、雨雲を呼び、雨を降らせると信じられています。日照りに苦しむ、農民の祈りから始まった龍踊は、その後、お祝いや、祭りの時に行われるようになりました。

日本では、長崎の唐人屋敷(1689年~ )の中で、毎年正月十五日(上元の日)に行われていました。享保年間(1716年~ )に、隣接する本篭町(もとかごまち)の町民が習い、『おくんち』の奉納踊になりました。明治になり、諏訪町(すわのまち)に伝わり、最近では筑後町や五島町も参加しています。『おくんち』の花形として全国的に有名です。

太鼓や銅鑼、ラッパや爆竹など、様々な楽器等がにぎやかで、体にも響くくらいの音です。MCの叔父さんも面白おかしく進行され、イベントを盛り上げてくれます。

なかなか、イベントではできない龍踊体験も行われ、参加された皆さん非常に満足度が高いようでした。