ケリングがビューティ市場に参入 CEOにラファエラ・コルナッジャが就任
(画像=© Jean-François Robert / modds、『SEVENTIE TWO』より 引用)

「グッチ(GUCCI)」や「サンローラン(SAINT LAURENT)」を傘下に持つケリング(KERING)は、ケリング ボーテ(KERING BEAUTE)を設立し、本格的にビューティ市場に参入する。

また、ビューティ市場への参入に伴いケリングは、ケリング ボーテのCEOにラファエラ・コルナッジャ(Raffaella Cornaggia)を任命したと発表した。コルナッジャは「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」、「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)」、「ポメラート(Pomellato)」、「キーリン(Qeelin)」のビューティ部門における専門性を高めるため、経験豊富なチームのサポートと共に新ポジションを担う予定だ。 各ブランドの戦略や市場でのポジション、そしてそれぞれのアイデンティティを生かしながら新しい価値を創造するという。

ケリング・グループのマネージング・ディレクターのジャン=フランソワ・パルー(Jean-François Palus)は「コルナッジャは、各ブランドにとって戦略的に重要と捉える分野で豊富な経験を有しており、彼女を迎えられることを光栄に思う。グループのブランドがビューティ分野で潜在能力を発揮できるよう、グループ内でこの新しい専門分野を構築していく」とコメントしている。

イタリア出身のコルナッジャは25年以上、ビューティ業界で活躍。ロレアルでキャリアをスタートさせ、その後シャネル・パルファム・ボーテのメイクアップ部門マーケティング担当グローバル・バイスプレジデントに就任。2008年、エスティローダー カンパニーズに入社し、パリを拠点に「エスティ ローダー(ESTĒE LAUDER)」、「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」、「マック(M・A・C)」でディレクターやマネージャーを担当。2017年、ニューヨークを拠点にシニア・バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーとして、エスティ ローダー、エリアンを指揮し、2020年に同ブランドのインターナショナル・シニア・バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーに就任した。

文・高村 学/提供元・SEVENTIE TWO

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