ブラジルの醍醐味の一つは自然。美しいビーチを求めてブラジルを訪れる人も少なくありません。南部のサンタカタリーナ州 にもブラジル人のみならず海外からも多くの観光客が訪れる有名な ビーチが数多く存在します。今回はサンタカタリーナ州で特に有名な2つのビーチ、「プラヤ・ド・ホーザ(Praia do Rosa)」と「プラヤ・ダ・フェルージェン(Praia da Ferrugem)」をご紹介します。

サンタカタリーナ州へのアクセス

サンタカタリーナ州に行く一番便利な方法は、サンパウロから空路でのアクセスです。州都のフロリアノポリスのエルシリオ・ルス国際空港とサンパウロ州の主な空港(グアルーリョス国際空港、コンゴーニャス国際空港)を結ぶフライトは毎時間ごとにあり、フライト時間は1 時間強です。また、サンパウロよりも数はだいぶ少ないものの、リオデジャネイロ、ブラジリア、そしてアルゼンチンのブエノスアイレスとも空路で繋がっています。

1. プライア・ド・ローザ(Praia do Rosa)

プライア・ド・ローザがあるインビトゥーバ市はフロリアノポリスから南に80キロの場所にあります。

サンタカタリーナの海は波が高く、サーフィンのメッカとしても知られていますが、プライア・ド・ローザも例外ではありません。筆者が訪れた時も多くのサーファーが波乗りを楽しんでいました。空港でレンタカーをしていざプライア・ド・ローザへ。サンタカタリーナ州はブラジルでも経済的に豊かな州ということもあり、主要道路はきちんと舗装されていて1時間強のドライブはとても快適でした。ビーチに近づくと舗装されていない道も多く、道路表示も少ないので地元の人に道を尋ねてようやくビーチにたどり着きました。プライア・ド・ローザは湾のような形をしていて、 冬になるとミナミセミクジラの繁殖のために多くやってきます。7月から11月がウェールウォッチングのシーズンだということです。冬は水が冷たいため海水浴には向いていませんが、筆者が訪れた夏(1月)は多くの海水浴客で賑わっていました。 ビーチ沿いにはドリンクバーやレストランも多いので、身一つで1 日中楽しむことができます。波は高めですが、家族連れも多く見かけました。湾を取り囲む丘は多くの木々が茂っており、トレッキングルートもあります。

~最高のビーチを求めて〜ブラジル・サンタカタリーナ州
(画像=『たびこふれ』より引用)

筆者が泊まったCaminho do Rei(カミーニョ・ド・ヘイ)は丘の上に位置し、湾を見渡すことができます。プールからの景色は絶景です!

~最高のビーチを求めて〜ブラジル・サンタカタリーナ州
(画像=『たびこふれ』より引用)

部屋からは日の出を見ることができました。

~最高のビーチを求めて〜ブラジル・サンタカタリーナ州
(画像=『たびこふれ』より引用)

Caminho do Rei

2. プラヤ・ダ・フェルージェン(Praia da Ferrugem)

プライア・ド・ローザがあるインビトゥーバ市に隣接するガロパバ市にはプラヤ・ダ・フェルージェンがあります。

プライア・ド・ローザから距離にすると20 キロほど、車で45分くらいかかりました。ビーチの場所によっては浅瀬が広く比較的波が穏やかな上、海に流れ込む川があるので家族連れに人気があります。筆者の3 歳の娘も海よりも川を気に入っていました。こちらのビーチはプライア・ド・ローザと違ってビーチ沿いにレストランがないので、食べ物や飲み物を持っていく必要があります。

~最高のビーチを求めて〜ブラジル・サンタカタリーナ州
(画像=『たびこふれ』より引用)

浅瀬が続くビーチ。

~最高のビーチを求めて〜ブラジル・サンタカタリーナ州
(画像=『たびこふれ』より引用)

海に流れ込む浅い川は子供に大人気。

~最高のビーチを求めて〜ブラジル・サンタカタリーナ州
(画像=『たびこふれ』より引用)

サンタカタリーナには今回ご紹介した2ヶ所以外にもたくさんの美しいビーチがあります。気候が穏やかで冬は寒くなることから、過去にドイツ系の移民が多く移り住み、ドイツ文化が根強いことも特徴です。ビーチ以外にも発掘するものがたくさんあるサンタカタリーナ州。また訪れたい場所の一つです。

文・写真・織田典子/提供元・たびこふれ

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