スマートフォン(スマホ)はAppleのiPhoneが大人気だが、パソコン(PC)はWindowsユーザーのほうが多い。そのWindows PCでも、実はMacとiPhoneと同じようにクラウドを介してiPhoneとデータ連携ができる。iPhone内の写真や動画はもちろん、メールや連絡先、カレンダーなどもPCから確認できるのだ。今回はWindowsユーザーが覚えておきたいiPhoneとの連携テクニックを紹介しよう。

iPhoneのデータはWindowsパソコンと同期可能! 知っておくべき連携術とは?
(画像=iPhoneはWindowsとも連携できる、『BCN+R』より引用)

iCloudがあればブラウザからアクセス可能

データの連携やバックアップをする際、もっとも手軽なのがAppleの提供するクラウドサービス「iCloud」を利用する方法だ。iCloudを利用していれば、ブラウザでiCloud.comにアクセスし、iPhoneで利用しているApple IDでログインするだけで、メール、連絡先、カレンダー、写真、メモ、リマインダーなどをPCで閲覧・編集できる。

また、Windows用 iCloudアプリを使ってiPhoneとデータ同期をとることもできる。iCloud Drive、写真、連絡先、カレンダー、ブックマーク、パスワードの同期に対応しており、PCとiPhoneのデータ連携がスムーズに行える。

iPhoneのデータはWindowsパソコンと同期可能! 知っておくべき連携術とは?
(画像=Windows PCのブラウザでiCloudにログインした状態、『BCN+R』より引用)

ただし、iCloudで無料で使えるストレージ容量は5GBまで、それ以上のデータを管理するには、有料の「iCloud+」の50GB(月額130円)、200GB(月額400円)、2TB(月額1300円)のいずれかの契約が必要だ。写真や動画をよく撮る場合、ほぼ確実に5GBでは収まらなくなるので早めに有料プランへの加入を検討しよう。

iTunesなら課金なしでデータのバックアップが可能

iCloudの有料プランを利用しない場合は、iTunesを使ったデータのバックアップが欠かせない。PCでiTunesを使えば、写真や連絡先などのデータを同期できるのでこまめにバックアップしていこう。

iPhoneのデータはWindowsパソコンと同期可能! 知っておくべき連携術とは?
(画像=バックアップ先は「iCloud/このコンピュータ」の2通り、方式は自動/手動から選べる、『BCN+R』より引用)

その手順を紹介すると、まずPCにiTunesアプリをインストールし、USBケーブルでPCとiPhoneを接続する。続いて、iTunesウインドウの左上近くにあるiPhoneのアイコンをクリック。左側のサイドバーで「ミュージック」や「写真」など同期したいコンテンツの種類を選び、同期するデータを選んだら、「適用」をクリックする。これでPCとiPhoneの同期が行える。

iPhoneのデータはWindowsパソコンと同期可能! 知っておくべき連携術とは?
(画像=Apple IDでログインし、同期する項目を選んで「適用」をクリックしよう、『BCN+R』より引用)

また、iOS 5以降がインストールされているiPhoneなら、コンピュータとデバイスが同じWi-Fiネットワークに接続されているときに、デバイスをワイヤレスで同期できる

iPhoneのデータはWindowsパソコンと同期可能! 知っておくべき連携術とは?
(画像=【画像05】Wi-Fiで同期するには、「概要」→「オプション」内の
「Wi-Fi経由でこのiPhoneと同期」にチェックを付けて「適用」をクリックする、『BCN+R』より引用)