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西武HD、駅や商業施設など首都圏10カ所に商品受取ロッカー 新サービスの実証
(画像=専用ロッカーの鍵はスマートフォンアプリで解錠する、『DCSオンライン』より 引用)

西武ホールディングス(HD)は2月1日から、首都圏の駅や商業施設など10カ所・19拠点に設置したロッカーで、オンライン注文したコストコの商品などを受け取ることができるサービス「BOPISTA(ボピスタ)」の実証実験を始める。

常温商品だけでなく冷蔵商品を保管できるロッカーもあり、「コストコ入間倉庫店」(埼玉県入間市)の商品60種類以上や、楽彩(東京都足立区)のミールキット、生産者団体・東京野菜ネットワーク(東京都練馬区)の野菜、横浜くりこ庵(横浜市)のたい焼きなど、7ブランド・約100種類の商品をBOPISTAの専用ウェブサイトで注文できる。

ロッカーの設置場所は、西武線の秋津駅、池袋駅、西武新宿駅など各駅のほか、大型複合ビル「東京ガーデンテラス紀尾井町」(東京都千代田区)、東京駅前近くの「新丸ビル」「新東京ビル」。

注文を受けた商品は、提携先の店舗から電車を活用して運ぶ。注文してから最短で3時間後に受け取ることができる。ロッカーの鍵はスマートフォンアプリで解錠する。サービス利用料は提携先によって異なり、400〜800円(税込)。東京野菜ネットワークなどサービス料無料で利用できる提携先もある。

西武HDでは実証実験を3月31日まで続けた上で、2023年中にBOPISTAの本格展開を目指す。同社は21年と22年にも同様の実証実験を一部の駅で行ってきた。

提供元・DCSオンライン

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