ファミマ、「フードドライブ」実施店舗が2000店突破 国内最大規模
(画像=2021年4月からフードドライブの全国展開を始め、22年8月までに合計約50トンの食品を回収・寄付した、『DCSオンライン』より引用)

 ファミリーマートでは2月1日、家庭で余った食品を回収する「フードドライブ」の実施店舗が2000店を超えた。回収した食品は自治体やNPOなどを通じて子ども食堂や福祉施設などに寄付しており、食品ロスの削減と社会貢献につながる。

 愛知県のフランチャイズ加盟店が自主的に始めた取り組みをきっかけに制度を整え、2021年4月からフードドライブの全国展開を始めた。店頭に設置した専用ボックスで常温保存が可能な未開封の食品を回収しており、22年8月までに合計で約50トンを回収した。

 2月1日に千葉県と愛知県の11店でフードドライブを始めたことにより、実施店舗は合計で2008店となった。単一組織におけるフードドライブの実施拠点数としては、国内最大規模となる。回収した食品を支援先に届ける協力団体の数は、2月1日時点で314団体に達している。

 ファミマのフードドライブ活動は、食品ロス削減の効果的な取り組みとして22年10月、「令和4年度食品ロス削減推進表彰」で環境事務次官賞を受賞した。同社では、実施店舗が2000店を突破したことを記念して特設サイトを開設、協力団体や加盟店のコメント、支援先から届いた手紙などを掲載している。

文・ダイヤモンド・リテイルメディア デジタル推進室/提供元・DCSオンライン

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