上月壮一郎 写真:Getty Images

 ブンデスリーガで多くの日本人選手がプレーする中、今月4日にシャルケ所属のカタールW杯日本代表DF吉田麻也(34)とMF上月壮一郎(22)がDF板倉滉(25)擁するボルシア・メンヒェングラートバッハ(ボルシアMG)と対戦。日本人対決が実現したこの一戦で、上月壮一郎が現地メディアから高評価を得ている。

 かつて京都サンガでプレーしていた上月壮一郎は昨年末にプロ契約を締結すると、先月21日のアイントラハト・フランクフルト戦でリーグ戦デビュー。24日のRBライプツィヒ戦で初ゴールをあげ、早くも右サイドハーフでレギュラーに定着している。

 そんな上月壮一郎はボルシアMG戦でも先発出場。無得点に終わったが、19分にはオーバーヘッドからゴールを狙うなど板倉滉をはじめとするボルシアMG攻撃陣に度々脅威を与え、66分に途中交代となった。

 試合後、地元メディア『RUHR』は吉田麻也に対して「2.5」(6段階評価で「1」が最高点)と及第点以上の評価を与えると「19分に放ったオーバーヘッドキックはゴールの枠を外れたが、4度目の先発出場となった上月壮一郎は勇気を示した」

 「43分のロングシュートもゴールマウスの真ん中だったが、それでも彼の前半のプレーはなかなか楽しいものだった」と綴っている。

 シャルケは先月29日のケルン戦につづき、ボルシアMG戦でも0-0と引き分け。2勝5分12敗とブンデスリーガ自動残留圏の15位VfLボーフムから8ポイント差の最下位に沈んでいる。