どうやって発電する?

ではこの電気はいったいどこで生まれるのでしょうか。

デンキウナギの発電器官は、筋肉の細胞そのものが発電板という細胞に変化して電気を起こしています。

この発電器官はデンキウナギの体長のおおそ4/5ほどにも渡っており、鰓蓋下の肛門から最後尾に至るまでほとんどが発電器官で構成されているため、まさに全身発電器官ともいえるでしょう。

興奮したり、外敵に襲われたときにこの発電版の細胞膜が性質が変化し一気に放電をすることが出来るのです。

ウナギほど美味しくはないらしい

デンキウナギでもうひとつ気になるのが、美味しいかどうかということ。デンキウナギは普通のウナギに比べ脂身が多く、ぶよぶよした食感だと言われています。

しかし予想外に旨味はあり、現地でも近年ではそれなりに食用にされていると言われています。

日本で食べる機会はおそらく万に一つもないとは思いますが、南米を訪れた際にはぜひチャレンジしてみて下さい。

ビビビッと感じるものがあるかもしれません。

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<近藤 俊/サカナ研究所>

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