近年、ラインナップを増やしているカラーダイアル。様々なカラーが登場しているが、今回は、トレンドから定番へと変化してきたグリーンカラー文字盤の時計に着目していきたい。
時間を表示する道具として進化を続けてきた腕時計。携帯電話が普及して時計がなくとも時間を知ることができるようになったこともあり、近年は、本来の道具としてのニーズに加えて、ファッションアイテムとしても存在感を高めている。
そうした状況を受けて数を増やしているのがカラーダイアルだ。ファッション要素の強いカジュアルウオッチのみならず、高級時計でも幅広いブランドに採用されていることは皆さんもご存じの通りだ。
なかでも現在の高級時計市場を牽引する中国や中東諸国などで人気カラーであるグリーンは、ここ数年トレンドカラーとして注目を集め、多くのメーカーが採用したことから、もはや定番となったと言っても過言ではない。
だが、いざ着けるとなるとハードルが高い印象を持っている人も多いのではないだろうか。
しかし、明る過ぎない深みのあるグリーンであれば、意外にも落ち着いた雰囲気もあるため、おすすめなのだ。
今回はデイリーで着けやすい10万円台の価格帯から、 程よく個性を主張しつつ大人でも着けやすい、“グリーン文字盤”モデルを紹介していこう。
SEIKO PRESAGE(セイコー プレザージュ)
プレステージライン シャープエッジドシリーズ

■Ref.SARX079。SS(39.3mm径)。日常生活用強化防水(10気圧)。自動巻き(Cal.6R35)。11万円
2020年にリリースされたシャープエッジドシリーズ。麻の葉文様をモチーフにした立体的な装飾を文字盤に施しており、深みのあるグリーン文字盤が美しい陰影を生み出す。クラシカルな印象が強かった従来のプレザージュと異なる現代的でスタイリッシュなデザインに仕上げられており、幅広いユーザーから支持を集めた。70時間パワーリザーブの Cal.6R35を搭載しているのも魅力。
【問い合わせ先】
セイコーウオッチ お客様相談室
TEL:0120-061-012
MIDO(ミドー)
マルチフォート M クロノメーター

■SS(42mm径)。10気圧防水。自動巻き
(Cal.80)。17万9300円(2023年2月3日(金曜)発売予定)
グラデーションが美しいグリーンカラーの文字盤目を引くミドー最新作。
文字盤6時位置には高い精度を示す“クロノメーター”の文字が配されているのも見逃せないポイントだ。両面に反射防止加工施したドーム型サファイアクリスタルの下には、各パーツの色と仕上げのコントラストによって、非常に視認性の高いデザインとなっている。
中央のグリーンからエッジのブラックへと変化するグラデーションの文字盤は、印象的な縦型サテン仕上げで光を捉え、時分針とラウンドインデックスに施されたベージュのスーパールミノバ®は、暗所ではグリーンに発光し時刻を簡単に読み取ることができる。
【問い合わせ先】
ミドー/スウォッチ グループ ジャパン
TEL.03-6254-7190
CORNICHE(コーニッシュ)
ラ グランデ コーニッシュ

■Ref.91870。SS(39mm径)。100m防水。自動巻き(Cal. SEKO NH35A)。11万8800円
サンブラスト加工により光沢感のある文字盤に、アールデコの要素を備えたファセット加工を施した手作業を合わせ、さらにデュアル反射防止コーティングを施したサファイアガラスを採用するなど、視認性の向上も図られている。搭載ムーヴメントはセイコーの自動巻きNH35Aで、ケース径39mm、厚み11mmにサイズを抑えて、着けやすいデザインに仕上げている。
【問い合わせ先】
エイチエムエスウォッチストア 表参道
TEL.03 6438 9321
提供元・Watch LIFE NEWS
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