全日本ホテル連盟(ANHA)に加盟する122ホテルの12月の平均客室利用率は、前年同月比8.4ポイント増の78.7%となった(速報値)。全国旅行支援と訪日個人旅行解禁の相乗効果により、全国10地域のうち、関東、東海、近畿の3地域で80%を超えた。

 ANHAによると、特に関東と近畿は台湾や韓国からの訪日客が大きく貢献した。大阪市内では、外国人比率が50%を超えるホテルや利用率が12月の過去最高を記録したホテルもあるという。

 関東が83.4%と最も高く、なかでも東京都は85.3%に上った。一方、大阪府は77.3%で近畿全体の80.1%を下回った。四国はわずか1桁台だが、調査対象数が少なく、回答が得られたホテルの固有の事情による面が大きいとみられる。

提供元・トラベルジャーナル

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