スズキ・MRワゴンは、軽自動車の王道と言えるハイトワゴン系のモデルです。

ワンモーションフォルムという独特なスタイリングを採用し、ワゴンRとの差別化を図りました。

2代目モデルは女性、3代目モデルは若者とターゲットが変わっていますが、現在では幅広い層に人気の高い車ということもあり、セカンドカーとして購入する方も多い一台。2台目のマイカーともなると、かかる維持費は気になるところです。

今回はMRワゴンにかかる維持費の内訳を紹介し、購入を考えている方におすすめのモデルの選び方などを解説していきます。

スズキ・MRワゴンとはどんな車?

初代MRワゴンは2001年に登場。軽自動車ではワゴンRをはじめとしたハイトワゴン系車種が主力車種となっている中、MRワゴンはワンモーションフォルムと呼ばれるスタイリッシュな外観デザインを採用しているのが特徴です。

MRワゴンは現在、新車は販売されておらず、最終モデルは2011年〜2016年に販売された3代目MRワゴンとなります。車種ラインアップが充実したなかで、取り込めていなかった若者向けに開発。2,425mmというロングホイールベースを採用し、広い室内空間を実現しました。
また、標準装備されたタッチパネル式のオーディオはスライドなどスマートフォン感覚で操作可能で、USBソケットなどで電子機器との連携も可能でした。

2016年の販売終了から約6年が経過していますが、現在でも中古車は豊富に流通し、高い人気を誇っています。

中古車の維持費はどれくらい?

MRワゴンは2016年に新車販売を終了しているため、現在は中古車しか購入することはできません。基本的には、購入するのが新車でも中古車でも必要となる維持費は変わりません。影響があると言えるのは選ぶグレードごとの燃費性能や、必要に応じて加入する自動車保険料、駐車場代などが主で、車によってではなく人によってかかる維持費が変わると言えます。

ただし、年式の進んだ中古車を選ぶ場合には軽自動車税(種別割)とメンテナンス代に影響があるかもしれません。

新車登録から13年以上が経過した車に対しては、軽自動車税(種別割)が約20%増税となります。13年以上前の車両となると初代MRワゴン、もしくは2代目MRワゴンの中期モデルが該当するので選ぶ方は稀でしょうが、中古車を選ぶ際には気をつけたいポイントです。

また、中古車は年式や走行距離に応じて劣化が進んでいる場合があり、その修理代やメンテナンス費用が余分にかかる可能性があります。