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明治安田生命J2リーグのジェフユナイテッド市原・千葉を退団したブラジル人FWリカルド・ロペス(32)が今月1日、ウクライナ1部FCヴォルスクラ・ポルタヴァへ正式加入。いまだロシアとの戦争が続いているだけに、ネット上では驚きや心配の声が上がっている。
同選手は昨年7月にジェフユナイテッド市原・千葉へ加入。8月20日のJ2リーグ第32節・徳島ヴォルティス戦でデビューした後、ほぼ全試合で途中出場。スーパーサブとして期待されたが無得点に終わり、シーズン終了後に契約満了による退団が決まっていた。
そんなリカルド・ロペスは千葉退団直後、ブラジルメディア『Mercado do Futebol』のインタビューで「僕は今後数年間にわたってアジアでプレーしたいんだ。もうすでにはっきりとしていることもあるし、今後数日以内には何かしらのことが決まると思っているよ」とコメント。アジアのクラブからオファーが届いていることも明かしていたが、結局ウクライナに新天地を求めている。
またFCヴォルスクラ・ポルタヴァのリカルド・ロペス獲得発表には、「このご時世でウクライナ移籍か…」、「あぶないよ…」といった声が上がっているほか、「リカルド・ロペス頑張れ!」と激励のコメントも見受けられている。
FCヴォルスクラ・ポルタヴァは2008/09シーズンに国内カップを優勝しているが、ウクライナ1部リーグ優勝がなく、2022/23シーズンも15試合を終えて5勝3分7敗。来季UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ予選の出場圏内である5位FCオレクサンドリーアから6ポイント差の9位となっている。
なおFCヴォルスクラ・ポルタヴァの公式発表によると、リカルド・ロペスはすでにトルコでのトレーニングキャンプに合流しているとのこと。契約年数や年俸については非公表となっている。