1月24日、小惑星の資源採掘を構想するAstroForgeが、小惑星を観察する宇宙機「Brokkr-2」を輸送する契約をIntuitive Machinesと締結したことを発表しました。

AstroForgeは2022年に設立されたアメリカのスタートアップです。5月にはシードラウンドで1300万ドルを調達しました。2023年4月にはSpaceXのFalcon9ロケットで打ち上げられるOrbAstroの衛星を利用して、資源採掘に向けた技術を実証する予定です。

Intuitive Machinesは月面着陸船の開発を手掛けていて、NASAの商業輸送サービス(CLPS)にも採択されている企業です。2023年後半に予定されている2回目の月面着陸船の打ち上げで、ロケットから切り離された後に、相乗りするAstroForgeのBrokkr-2を専用のアダプタで深宇宙へと展開させます。

宇宙資源採掘を構想するAstroForge、小惑星を観察する宇宙機をIntuitive Machinesの月着陸船と相乗りで深宇宙へ【宇宙ビジネスニュース】
Credit : Intuitive Machines(画像=『宙畑』より 引用)

AstroForgeの共同創業者兼CEOのMatt Gialichさんは、Intuitive Machinesのサービスについてこのように述べています。

「Intuitive Machinesの費用対効果の高いライドシェア(相乗り)は、このような機会を可能にし、新たに誕生しつつある月・地球間の経済の完璧な例となります」

提供元・宙畑

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