セイコーは、同社のハイエンドドレスウォッチライン“クレドール”のArt Piece Collection(アートピースコレクション)から、漆塗りダイアルに螺鈿細工を施した数量限定モデルを2月10日より発売する。

アートピースコレクション

【新作時計ニュース】日本の伝統技術が光るセイコークレドールの美しい最新アートピースコレクションに注目!
(画像=■Ref.GCBY997。SS(37mm径)。日常生活用防水。手巻き(Cal.6890)。世界限定60本。165万円(2023年2月10日(金)発売予定),『Watch LIFE NEWS』より 引用)

 このモデルのデザインテーマは“流星螺鈿(りゅうせいらでん)”で、漆芸家の田村一舟氏の技により、漆黒の夜空に無数の星が流れる情景を文字盤に描写。  伝統的な螺鈿細工を現代的なデザインで演出したモデルとなっている。文字盤には無数の星が放射状に流れる流星群を、螺鈿の貝特有のさまざまな色の輝きによって鮮やかに表現。使用している貝の幅はわずか0.2mmで、先端加工技術と手業を駆使して極細にカットされている。

 アワーマーカーの螺鈿には、漆黒の文字盤に際立つ明るい輝きを持つ白蝶貝を採用して視認性にも配慮。その他の螺鈿にはさまざまな色を放つ夜光貝を使用し、夜空に煌めき消えゆく流星の儚い輝きを表現している。漆塗りの深みと螺鈿のコントラストは、和のテイストを感じさせて美しい。

【新作時計ニュース】日本の伝統技術が光るセイコークレドールの美しい最新アートピースコレクションに注目!
(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)

 ムーヴメントは厚さ1.98mmの極薄キャリバー6890を採用。68系ムーヴメントは国産最高級ドレスウオッチのために、時計としての性能のみならず工芸的な価値や美しさを追求して開発されており、セイコーが誇る雫石高級時計工房において、高度な技能を有する時計師が一貫して組立・調整からケーシングまで手がけている。パーツ形状補正やアガキ(部品と部品の間に必要な隙間)調整に1/100mm単位の精度が求められるため、時計師の手先の感覚のみで最終的な仕上げが行われている。

 そのため熟練時計師でも、1日にわずか1~2個しか組み立てられない。極上の仕上げが美しいこの機械の動きは、シースルーバックから覗くことができる。  ケースは37mmのステンレス製で、日常生活防水となっている。ストラップはクロコダイル。60本限定販売で、価格は165万円。

【問い合わせ先】
セイコーウオッチお客様相談室
TEL.0120-061-012

提供元・Watch LIFE NEWS

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