スイスといえばロレックスやパテック フィリップなどの超有名ブランドが本境地としており、ドイツもA.ランゲ&ゾーネをはじめ、様々な時計メーカーが多く存在する。そして、日本は、セイコー、シチズンなど日本のみならず世界的に人気の高いメーカーをいくつも擁している。このように、いずれの国もそれぞれ時計産業が盛んな国であるが、そこには著名な老舗メーカーだけでなく創業から5年程度しか経っていない新興メーカーも多くあるのはご存じだろうか。

 まだまだ知名度という意味では有名ブランドには及ばないが、その国に根付いた時計製造に対する文化やデザイン性、そして確かな技術力を有した将来さらに注目を集めるかもしれないメーカーも存在するのだ。そこで、今回は日本市場で手に入れることのできるスイス、ドイツ、日本の創業5年以内の新興ブランドを編集部目線でピックアップしてみた。

 価格は30万円台以下でありながら、確かな機能とデザイン性を備えたコストパフォーマンスに優れた時計ばかりのため、他人と被らない時計が欲しい人や、実用性に富んだ時計を探している人などはぜひ参考にしてもらいたい。

【スイス】
ノルケイン
アドベンチャースポーツ

【今後さらに注目されるかも!?】時計産業が盛んなスイス、ドイツ、日本発の新興ブランド3選.jpg
(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)

■Ref.N1000C01A/B101。SS(42mm径)。100m防水。自動巻き(Cal.NN08)。36万3000円

 スイス、ジュラ渓谷のビエンヌにて2018年に創業した新興ブランド。スイス時計らしい高い機能性を有した実用的なモデルを多くリリースしている。

 こちらのアドベンチャースポーツはコレクションのなかでもエントリーモデルという位置付けでありながら、100m防水やブランドロゴのパラーンが施されたオリジナリティあふれる文字盤などブランドの魅力詰まった1本となっている。

【問い合わせ先】ノルケイン ジャパン TEL.03-6864-3876
公式サイト:norqain.com/

【ドイツ】
ケーニング74
K74キャリバー

【今後さらに注目されるかも!?】時計産業が盛んなスイス、ドイツ、日本発の新興ブランド3選
(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)

■Ref.K74C005。SS(42mm径)。10気圧防水。自動巻き(Cal.SW200-1ベース)。23万7600円

 2020年にドイツ、フォルツハイムにて操業したブランド。ドイツブランドの特徴ともいえる質実剛健さを体現しながらも、時代の流れやトレンドをうまく取り入れた時計製造が魅力のひとつ。

 K74 キャリバーは時計業界で高い人気をほこるラグスポテイストのデザインを採用しつつ、文字盤にボーダー模様を施すことでブランドの独自のカラーを表現することに成功している。

【問い合わせ先】
ユーロパッション TEL.03-5295-0411
europassion.co.jp/konig74/index.html

【日本】
ミルコ
タイプ-03胡桃染

【今後さらに注目されるかも!?】時計産業が盛んなスイス、ドイツ、日本発の新興ブランド3選
(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)

■Ref.T301.01.02。SS(42mm径)。200m防水。自動巻き。22万円

 2019年にデビューした日本初の本格機械式時計ブランド。1970年代のトレンドをリデザインし、“機械式腕時計の未来と過去を繋ぐ時計”をコンセプトに高品質な時計を生み出している。

 こちらは200mという高い防水性を備えたダイバーズモデル。胡桃染など日本古来の独特なカラーリングを採用することで、オリエンタルな雰囲気を時計にプラスしているのも見逃せないポイントだ。

【問い合わせ先】
ミルコジャパン
mircowatch.stores.jp

文◎川田健人(編集部)

提供元・Watch LIFE NEWS

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