ゼニスは2022年、最初期のデファイを忠実に再現した復刻モデルを発表し、これが好評を博した。そしてこの度、そのコレクション第2弾となる“デファイ リバイバル A3691”を発表したのだ。

デファイは1969年から発売されているゼニスのロングセラーで、同社を代表するスポーツモデルでもある。デファイとは“挑戦”を意味しており、新しいスタイルを常に模索してきたモデルとして人気が高かった。
今回登場するモデルは、71年に発表されたモデルをベースにしたA3691をリメイクしており、オリジナル発売当時の特徴的なディテールと特異なデザイン要素を現代的な視点で復活させている。ファセットを施した八角形ケースと14面ベゼル、エッジに向かって濃くなるヴィネット仕上げが際立つ深い光沢のあるレッド文字盤、水平方向の溝をもつ珍しいアプライド アワーマーカーなどはその象徴的なものだ。

【新作時計ニュース|ゼニス】鮮やかなレッド文字盤が印象的な“デファイ リバイバル A3691”が登場
(画像=■Ref.03.A3642.670/3691.M3642。SS(37mm径)。30気圧防水。自動巻き(Cal.エリート 670)。88万6600円、『Watch LIFE NEWS』より引用)

ブレスレットはアンティークウオッチファンにも支持者が多いゲイフレアー社のラダーブレスのデザインを取り入れつつ、よりモダンで装着しやすいフォールディングクラスプに更新されている。この復刻版とオリジナルの見た目の違いは、サファイアクリスタル、シースルーバック、夜光塗料の種類だけで、シースルーバックになってもオリジナルと同等の30気圧(300m)防水は継承されている。
搭載ムーヴメントは自社製自動巻きのCal.エリート670で、安定度の高い動作と50時間パワーリザーブを誇る。前述のシースルーバックからは、サテン仕上げを施したゼニスらしい星形ローターがのぞける。
ケースやブレスレットのクラシカルな雰囲気は、古くからのゼニスファンにはたまらないだろう。文字盤のトーンやファセットカットが施されたロジウムプレートインデックスも雰囲気が良い。

【問い合わせ先】LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス TEL.03-3575-5861

文◎Watch LIFE NEWS編集部/提供元・Watch LIFE NEWS

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