海外の生活において、日本との違いを実感する機会は数多く存在します。その中でも一際存在感を放っていて、日本人にとって羨ましいのは、ずばり"バカンス"。
バカンスとはいわゆる長期休みのことを指しますが、海外では学生だけでなく労働者もこのバカンスを得ることができる国がたくさんあります。
アルジェリアにも、もちろんバカンスが存在します。それでは一体どのようにしてアルジェリアでバカンスを過ごすのか、日本人にはイメージが難しいバカンスの実態を人気のバカンス地とともにご紹介します!

アルジェリア人にとってのバカンスとは

国によって、バカンスの時期やスタイルが異なりますが、アルジェリア人のバカンスとはどんなものか見ていきましょう!
時期
アルジェリアのバカンスは基本的に8月の1ヶ月間です。会社によっては社員がバラバラにバカンスを取得したり、期間が短かったりしますが、多くの人はこの一番暑い時期にバカンスがあります。
学校は7月あたりからバカンスになるところが多く、少なくとも2か月は夏を満喫することができます。
過ごし方
アルジェリア人にとって、夏といえば"海"!
海外旅行に行く人もいれば、国内の海辺のホテルやヴィラでのんびり過ごすことも多いです。しかし共通点は、やはり海があるところが人気です。
そして日本ではあまりできないような、1ヵ月丸々旅行に行く人もいるのだとか。そのため滞在地はあまり高価な場所に泊まらず、アパートの一室や家を借りて長く滞在するようにしている人もいます。アパートといっても日本のような狭い部屋ではなく、まるで一戸建てのお家のような解放感溢れるアパートも多いので、リラックスした心地よい滞在ができますよ。
1つ注意点として、アパートや家を借りて滞在する場合は食材はもちろん、タオルやトイレットペーパーまで全て持参する必要があります。キャンプ感覚で行くのが良いかもしれません。
アルジェリアでは、日本人のように毎日様々なプランを計画して観光というよりは、長期間のんびりと海で過ごすスタイルが多いようです。バカンスに行ったら日焼けを目的にする人も多いです。日焼けはともかく、長期休み取得が難しい日本人にとっては、長期間のんびる過ごせる機会は羨ましい限りですよね。
ちなみに、砂漠がある南部は、夏の間は外での活動が厳しい高温になりますのでおすすめできません。
観光地としても人気!べジャイア

今回はそんなアルジェリア人の理想なバカンスにぴったりな地"べジャイア"をご紹介します。
べジャイアとは
べジャイアはアルジェリア北東部に位置する地中海に面した地域です。ローマ帝国時代より港町として栄えた歴史ある場所で、その後時代によって様々な支配下に置かれました。

行き方

首都アルジェから車で4時間ほどで到着します。べジャイアまでの道のりは、海沿いをゆく道と森を切り抜けてゆく道の主に2通りあります。
海沿いはリラックスした涼しげな雰囲気を楽しむことができ、森を通る道のりは、伝統工芸品のお店を見たり、運が良ければ野生の猿に出くわすこともありますよ。
