ローソンのロゴになぜミルク缶? その意外な理由とは

 日本では店舗数第3位を誇るコンビニエンスストアーの「ローソン(LAWSON)」。よく見るとロゴマークにミルク瓶が描かれているが、これにはいったいどう意味があるのだろうか? 知らない人も多いと思うが、そもそもローソンは日本で誕生したコンビニではない。1939年に米国オハイオ州のJ.J.ローソン氏が開いた牛乳販売店「ローソンミルク社(Lawson’s)」がその原点なのである。ローソンミルク社は、その後日用品も販売するチェーン店に成長し、日本には1974年に上陸している。そのため、ローソンのロゴには、今でもミルク缶が描かれているというわけだ。
 

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ローソンの看板に描かれているミルク缶は、元々J.J.ローソン氏が米国で牛乳販売店を営んでいた名残である(写真=Image:Ned Snowman / Shutterstock.com、オトナライフより引用)

有名バンドがパクった?「TOTO」の社名の由来とは……

 日本のトイレや洗面器などの衛生陶器で約6割のシェアを誇る「TOTO(トートー)」。温水洗浄便座「ウォシュレット」は、誰もが毎日お世話になっていることだろう。この「ウォシュレット」はTOTOの登録商標だが、他社製品もひっくるめてウォシュレットと呼ばれるほどの定番製品になっている。

 実は「TOTO」の歴史は古く、1904年に創業された日本陶器合名会社(現:ノリタケ)の製陶研究所が、1917年に「東洋陶器」として独立したもので、衛生陶器だけでなく食器などの製造も行っていた。1969年には会社の商標(ロゴ)をお馴染みの「TOTO」としたが、このころには水栓金具・浴槽・洗面化粧台など、水回り機器全般を扱う会社になっていたため、翌1970年には会社名を「東陶機器(とうとうきき)」に変更。そして、創立90周年を迎えた2007年には海外事業展開も進んできたため、社名そのものも「TOTO」に変更されたのだ。つまり、「TOTO」の社名の由来は創業時の社名「東洋陶器(ToyoToki)」の略なのである。

 ちなみに、米国の人気ロックバンド「TOTO(トト)」は、日本で見たトイレの「TOTO」が気に入ってバンド名にしたという逸話も存在するが、これは日本の雑誌のインタビューで語ったリップサービスだとする説が有力である。
 

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日本に訪れた外国人観光客が、非常に日本的なモノとして感激するのが、TOTOのウォシュレットだという(写真=Image:testing / Shutterstock.com、オトナライフより引用)

(※2020/09/19 記事の一部を訂正いたしました)

(文=中川久/フリーライター)

提供元・オトナライフ

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