ファン・ウィジョ 写真:Getty Images

 シカゴ・ファイアーFCが、オリンピアコスでプレーする韓国代表FWファン・ウィジョ(30)の獲得に動いているようだ。

 先のカタール・ワールドカップでも韓国代表として4試合に出場していたファン・ウィジョは、2019年夏にガンバ大阪からボルドーへ移籍。そのボルドーでは公式戦98試合に出場して29ゴールの成績を残すと、昨夏にノッティンガム・フォレストへ完全移籍と同時にオリンピアコスへレンタル移籍した。

 そのオリンピアコスではここまで公式戦12試合に出場しているが、リーグ戦に限れば昨年10月下旬以降はベンチ外。構想外の扱いとなっている韓国代表FWだが、今季はフランスとギリシャでプレーしていることから国際サッカー連盟(FIFA)の規定で欧州サッカー連盟(UEFA)に加盟する国ではプレーできない状況となっている。

 ヴィッセル神戸や複数のメジャーリーグ・サッカー(MLS)クラブから関心が伝えられるなかで、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、シカゴ・ファイアーがサラリーキャップの範囲外が認められる特別指定選手として、韓国代表FWの獲得に本腰。すでに正式オファーを提示しており、合意点を見つけるために交渉中のようだ。