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ポルトガル1部リーグで多くの日本人選手がプレーする中、名古屋グランパスからカーサ・ピアACへ期限付き移籍したカタールW杯日本代表MF相馬勇紀(25)は今月22日のジル・ヴィセンテ戦でデビューしている。そのカーサ・ピアACは28日、昨年までベガルタ仙台でプレーしていたブラジル人FWフェリペ・カルドーゾ(24)の獲得を公式発表した。
カルドーゾは2021年4月にブラジル1部サントスからベガルタ仙台へ期限付き移籍していたが、2022シーズン終了後に期限付き移籍期間満了によりベガルタ仙台を退団。サントスで構想外と伝えられると、今月17日にサントスを退団していた。
そしてポルトガル紙『O JOGO』が今月23日に「フェリペ・カルドーゾは自身のキャリア初となる欧州挑戦を果たすことになる。彼はサントスと契約解除したが、今月にカーサ・ピアACへ加入する」とリポート。両者は28日になって2025年6月までの2年半契約によりサインを交わしている。
カーサ・ピアACは今季ここまでポルトガル1部リーグで8勝3分6敗。首位ベンフィカから勝ち点17差の5位と来季欧州カップ戦出場圏内につけているが、主力選手のブラジル人FWレオ・ナテル(25)が昨年11月に負傷し、今季中の復帰が絶望的となっている。
また前線3トップでは、元アビスパ福岡所属MF邦本宜裕(25)が右ウイングでレギュラーに定着。29日にCDサンタ・クララ戦を控える中、相馬勇紀、邦本宜裕、カルドーゾと元Jリーガーによる3トップコンビが実現するか注目が集まる。