日本フランチャイズチェーン協会が発表した主要コンビニエンスストア7社の2022年12月の売上高は、既存店ベースで前年同月比3.8%の増加だった。前年実績を上回るのは10カ月連続。
日本海側で大雪が降った影響があり、客数は0.3%減と8カ月ぶりのマイナスとなったものの、前月に引き続き全国旅行支援による行楽需要などを取り込み、客単価が4.0%増加した。クリスマス関連商品や冷凍食品なども好調に推移した。
商品部門別では、弁当・おにぎりなどの日配食品が5.4%増、冷凍食品や菓子などの加工食品が5.5%増、たばこや日用品などの非食品が2.3%増だった。チケットなどのサービスは3.3%減少した。
大手3社の既存店売上高は、セブン-イレブン・ジャパンが4.7%増で10カ月連続のプラス。ファミリーマートは、人気紅白歌手を起用したキャンペーン効果などもあって客数も伸び、売上高は4.2%増と16カ月連続のプラス。ローソン(単体)は客数が2カ月連続のマイナスだったものの、リニューアルしたチルド弁当や「からあげクン」の新商品、「無印良品」の化粧品などの販売が好調で客単価が増加、売上高は3.9%増と10カ月連続のプラスだった。
提供元・DCSオンライン
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