主要ホームセンターの12月の業績は、前月から一転して増収となったところが多かった。12月は平年より気温が低く推移したことや日本海側で大雪に見舞われた影響で、暖房用品、除雪用品、防寒衣料季節商材が堅調に推移した。また光熱費の高騰から、節電や省エネを意識した窓ガラスシートや窓際ボードなど、節電・省エネグッズも好調だった。コーナン商事とコメリのコメントからは、両社ともプロショップも堅調だったようだ。

 一方、来店客数の伸び悩みは続いており、物価高もあって客単価のアップで全体の業績をカバーする構造は変わっていない。

12月業績 気温低下で季節商材が好調も、伸び悩む来店客数
(画像=『DCSオンライン』より 引用)

提供元・DCSオンライン

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