ローソンは1月17日、川崎市の「ローソン向ヶ丘遊園南店」を書店併設型店舗の「LAWSONマチの本屋さん」としてリニューアルオープンする。店舗では、弁当・おにぎり、ベーカリー、デザート、飲料など通常のコンビニ商品約3500品目に加えて、約6000タイトルの本・雑誌を取り扱う。
売場面積は約413㎡で、このうち84㎡を本・雑誌の売場に充てる。本のネット販売や電子書籍の普及で書店の数は全国的に減少しており、ローソン向ヶ丘遊園南店がある向ヶ丘遊園駅周辺にも現在、書店がない。
LAWSONマチの本屋さんは、ローソンと日本出版販売が連携して展開する書店併設型店舗のブランドで、2021年6月に埼玉県狭山市に1号店をオープンした。今回が5店目で、神奈川県では初出店となる。
ローソンでは、地域の書店と連携した書店併設型店舗も14年から展開しており、神奈川県や広島県などに20店がある。
ローソンの22年11月の書籍カテゴリーの売上高は、前年同月に比べて約3割増加した。コロナ禍によって自宅で過ごす時間が増え、近くの店舗で本を購入するニーズが高まっていると同社ではみている。

(画像=「LAWSONマチの本屋さん」の売場イメージ(ローソン江津敬川店),『DCSオンライン』より 引用)
提供元・DCSオンライン
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