休日返上でチームワークを高める

チームワークを高めるために部署の人たちの話を聞こうと無理して飲みに誘ったり、休日に遊んでみたりしました。

それによってうまくいくこともありましたが、何も変わらないことがほとんどでした。それどころか、自分のことを露骨に嫌う人まで現れました。限られた時間の中でいろんな立場の人の話を聞かなければならないため、時間も足りませんでした。

チームワークを高めようとしたはずが、結局は相手の言うことをとにかく聞く「御用聞き」になってしまっていたのです。自分は管理職なんて器じゃなかったんだと思い、しばらく落ち込みました。

管理職はどんな状況においてもリーダーシップが求められます。このままじゃいけないと考えた私は、チームの目標を明確にすることから始めました。そして、目標を達成するための戦略を立て、みんなが理解して参加できるようにしていきました。

すると、自然と職場のチームワークが高まっていった気がします。

仕事を進める上で、部下との人間関係も大切だと改めて感じました。個々の意見や考え方が異なることは多々ありますが、それを理解し合い、お互いを尊重してサポートできる環境を構築できるように日々努力しています。

(40代・男性)

今回は「管理職になりたくない」と思ったエピソードについて紹介しました。
あなたの周りにも、こうした人がいるか考えてみてください。

文・MONEY TIMES編集部