香川真司 写真:Getty Images

 ベルギー1部リーグのシント=トロイデンVV(STVV)で多くの日本人選手が活躍する中、元日本代表MF香川真司(33)はコンディション不良により長期離脱を余儀なくされていた。そんな香川真司は今季限りでのSTVV退団がささやかれる中、現時点でも公式戦復帰の見通しが立っていない模様。スペイン2部デポルティーボ・アラベスからSTVVへ復帰したFW原大智(23)も今月28日のリーグ戦欠場が確実とみられている。

 香川真司は昨年1月にSTVVへ加入すると、経験豊富なベテランとしてチームをけん引。しかし慢性的な痛みを抱えていた足の手術を行うために昨年11月にチームから離脱。日本国内での治療を終えて、今年1月3日からSTVVに再び合流している。

 ベルギー紙『Het Belang van Limburg』は26日、香川真司の現状について「彼は26日のトレーニングを欠席した。負傷の程度はまだ明らかではない」とリポート。今月22日のリーグ戦で負傷離脱後初めてベンチ入りしたものの、再離脱の可能性があると主張した。

 また原大智については「労働許可証の発行を待っているが、今週末までに許可が下りる可能性は低い」とし、28日のOHルーヴェン戦でメンバー入りできないとの見方を示した。

 なお『Het Belang van Limburg』は昨年12月、香川真司とSTVVの契約期間が今年6月までであることを指摘。同選手が今季中に復帰することなく、契約満了により今季限りで退団する可能性があると主張している。

 さらに西部ドイツ新聞は今月中旬、香川真司の現状について「元ボルシア・ドルトムント所属選手のキャリアは終わりを迎えようとしている」と酷評。現役引退は間近に迫っているとの見方を示していた。