12月中旬から寒波が連続でやってきた、山陰地方。雪も降り、気温、水温が一気に下がった。水温が下がり始めると、シーバスの動きが活発となる。本格的な冬に備えて、エサを荒食いして体力を蓄えるからだ。今回は、初冬の陸っぱりシーバスゲーム。実釣交えて解説したいと思う。
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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・中濱友也)
境水道でシーバスゲーム釣行
冬のシーバスは、水温が安定し、エサが豊富な場所を好む。例えば、ある程度の水深のある河川の河口とかだ。鳥取県と島根県にまたがる境水道。
汽水湖中海と日本海を結ぶ水道だが一級河川斐伊川の一部でもあり、水深もある。先述した条件に当てはまる。皆さんも条件を近場の河川に当てはめてみよう。
12月20日、中潮。夕マヅメを狙って午後5時ごろ、境水道に到着。タックルはシーバスロッドにPEライン2号を巻いた中型スピニングリール。リーダーは、FGノットでフロロカーボンライン5号を結んだ。
冬におすすめのルアー
ルアーについてだが簡単に操作できて、冬に実績のあるルアーを3種類紹介したい。メタルバイブ、バイブレーション、スピンテールジグだ。これらのルアーは、リールをただ巻きでルアーが振動したり、ブレードが回転して光を反射したりと魚にしっかりとアピールしてくれるので初心者でも扱いやすい。
これらのルアー操作の基本は、ただ巻きだが巻くスピードやサオの角度で泳がせるレンジを変えることができる。ここでひとつステップアップ。リールをただ巻中に巻くのを止める「STOP&GO」。ルアーの動きを一瞬止めることで魚に食いつく間を与える。
45cm頭に8尾キャッチ
最初はメタルバイブ。キャストし着底させる。中速度でただ巻き開始。アタリがあったのでアワセを入れるとヒット。45cmほどがルアーを丸のみ。さらに連続ヒット。メタルバイブで4尾ゲット。35~45cmくらいのシーバスの群れが回ってきたようだ。小魚を追ってボイルが発生したのでアピール効果の高いスピンテールジグに変更。キャストして、やや速めのただ巻き。ブレードのキラキラ効果は、絶大で3尾の本命を仕留めた。
日が落ちて、ボイルが出なくなった。暗くなったので魚が沈んだようだ。バイブレーションに変更。カラーは、魚に目立つように派手目のチャートカラーを選んだ。キャストし、底付近をルアーが泳ぐようにゆっくりただ巻き。STOP&GOでしっかりルアーを見せてやると45cmほどが食いついてきた。この日は、35~45cmを8尾とサイズはでなかったが数釣りを楽しむことができた。
最後に。今回、釣りの合間にゴミ拾いをしたが思った以上にゴミが多い。捨てないことはもちろんだが、捨ててあるのを見かけたら、できる範囲でいいので拾ってほしい。みんなで釣り場を守っていこう。
<週刊つりニュース西部版APC・中濱友也/TSURINEWS編>
境水道