「気軽にキャンプで使える暖房器具がほしい」。冬キャンプを楽しんでいるとこのように思う人も多いでしょう。実際にライターも防寒着だけでキャンプしていると、手足の感覚がしびれてしまった経験もあります。この記事では、気軽にキャンプサイトで暖を取れるイワタニ「マイ暖」の魅力とデメリットをご紹介します。
目次
イワタニ「マイ暖」がキャンプに役立つ4つの魅力
デメリットをチェックしておこう
イワタニ「マイ暖」がキャンプに役立つ4つの魅力
1:リーズナブル
「マイ暖」は312×222×290mmとなっており、A4サイズ程度のコンパクトさです。重量も約2.6kgと非常に軽量。また、取っ手がついているため、持ち運びやすさにも優れています。オートキャンプであれば、収納する場所に困ることもありませんでした。
ライターは車の積載容量が大きいこともあり、「マイ暖」からガスボンベを抜いて積みっぱなしにしています。そのため、寒い日にふらっとキャンプや車中泊に出かけたくなっても、暖を取れる状況を整えられるのは大きな魅力です。
3:電源が不要!カセットボンベ1つで使える
「マイ暖」は、カセットボンベがあればどこでも使用できます。電気ストーブなどのように電源を必要としないため、あらゆるアウトドアシーンで活躍するでしょう。
また、キャンプだけでなく玄関先や洗面所など、すぐに暖を取りたい場所で使いたいときにも最適です。カセットボンベだけで使えるため、万が一、ライフラインが停止したときの備えとしてもおすすめします。
4:燃料を統一できる
ライターはキャンプへ出かける際、アルコールストーブとカセットコンロを併用しています。石油ストーブを購入しなかったのは「これ以上、燃料を増やしたくない」と思ったからです。ポリタンクで灯油を携行しなければなりませんし、灯油を車内に積載すると臭いが気になることもあるでしょう。
また、いつも使用しているCB缶だけで暖を取れるのは大きな魅力です。もしも、キャンプの最中にガスがなくなったとしても、キャンプ場やコンビニで購入できます。
デメリットをチェックしておこう
1:ランニングコストが高い
手軽に暖を取れる反面、ランニングコストが高い傾向にあります。以下は、ライターが試算したランニングコストです。
イワタニ「マイ暖」1本あたりの運転時間:3時間20分
カセットボンベ3本セットの価格665円(1本あたり221円)
221円×0.333=約73.6円
トヨトミ「RB-25M」1時間あたりの灯油消費量0.243L
灯油の価格約2,182円/18L(2022/07/01~2023/01/31の全国平均・1Lあたり121円)
121円×0.243=約29.4円
燃料代には2倍程度の差があるため、普段使いの暖房器具にはあまり向きません。
2:風に弱い
実際にキャンプ場で「マイ暖」を使用しました。風がない状態では足元をじんわりと暖めてくれます。しかし、風が吹くと消えることはないものの、暖かさが半減してしまいました。「マイ暖」をどのような状況でも安定して使うには、ストーブ周辺に陣幕や風防を設営して風への対策をした方がいいかもしれません。
3:暖まる範囲が狭い
石油ストーブと比べると、暖かくなる範囲がどうしても限定されてしまいます。そのため、グループキャンプで使いたい人のメインの暖房器具としては力不足といわざるを得ません。基本的には、ソロ〜デュオの少人数キャンプに最適なアイテムです。