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“EV専用群”の中にあのコンセプトカーが含まれていた
次期MAZDA6が『VISION COUPE』になる?
“EV専用群”の中にあのコンセプトカーが含まれていた
また、マツダは中期経営計画のアップデートと2030年に向けた経営の基本方針を発表の中で、2030年のグローバルにおけるEVの導入比率を当初25%としていた予定を25%から40%までの予定に更新。さらに、“EV専用群”として、SKYACTIV EV専用スケーラブルアーキテクチャーを採用したモデルの透視図を公開しています。
透視図では4台のモデルが描かれていて、そのうち3台は『CX-30』『MAZDA2』『MAZDA3 ファストバック』であることが、確認できる特徴からわかりますが、残る1台は既存のラインアップ車種と一致しないモデルです。
この既存のラインアップ車種と一致しないモデルは、長いフロントノーズや低くなだらかに後端へ下っていくルーフライン、ボンネットに隆起したプレスラインを備える、クーペのようなスタイルをもったモデルであることがわかります。
この特徴に一致するのは、“もっとも美しいコンセプトカー”を受賞したマツダのコンセプトカー『VISION COUPE』です。
そのデザインが高い評価を得て、ファンからも市販化が望まれていたVISION COUPEですが、その市販化がついに実現するのでしょうか。
次期MAZDA6が『VISION COUPE』になる?
ボディサイズから見ると、VISION COUPEはD~Eセグメントに相当するミドルサイズセダンであることから、MAZDA6の次期モデルがVISION COUPEをベースにすることが期待されていましたが、マツダヨーロッパがMAZDA6について「直接の後継モデルは計画がない」とコメント。MAZDA6の代替として、CX-60が提案可能だと考えているとしていました。
そのため、MAZDA6の後継モデルとして、VISION COUPEをベースにしたモデルが登場する可能性はないと考えられます。しかし、今回公開された透視図でセダンのボディタイプがEV専用群のひとつとして描かれているため、ミドルサイズセダンをラインアップから消すつもりはないと読み取ることも可能です。
このことから、マツダは、MAZDA6の後継車としてMAZDA6の価格帯に相当するミドルサイズセダンではなく、CX-60のようなまったく新しいプレミアムモデルとして、MAZDA6よりも高価格帯のミドルサイズセダンをバッテリーEVとして出すことを計画していると考えることができるのではないでしょうか。
現在はCX-60をはじめとしたSUVに注力し、「似た顔のSUVばかりだ」と言われているマツダですが、2030年に見ることができるラインアップは今よりも多彩なラインアップとなっているのかもしれません。
文・MOBY編集部/提供元・MOBY
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