運転席回りでは、専用のMレザー・ステアリングホイール、赤色のエンジンスタート/ストップボタンを採用するなど、Mモデルであることを印象付けている。リヤは、スポーティ、ラグジュアリー、そして、ゆったりとくつろげる独自のMラウンジ・コンセプトを採用。立体感のある彫刻的なデザインがルーフ・ライニング表面に施され美しいイルミネーションを採用し、上質な空間を演出。レザーとアルカンターラの大型クッションを組み合わせたシートは、ラウンジ・ソファーのようにサイドまで包まれる感覚と座り心地を後席乗員に提供する。
また部分的に、独自の経年使用した風合いを意図的に施したビンテージ・レザーをインストルメント・パネルやドアトリムに配し、上質で個性的な独自の世界観を生み出している。
XMのパワートレインは、最高出力489ps(360kW)/5400rpm、最大トルク650Nm /1600-5000rpmを発揮する高効率な4.4LのV型8気筒BMWツインパワー・ターボガソリンエンジンを搭載する。そして第5世代のBMW eDriveテクノロジーを採用し、電池容量29.5kWhのリチウムイオン・バッテリーと、197ps(145kW)を発生する電気モーターを搭載するプラグイン・ハイブリッドシステムだ。
8速Mステップトロニック・トランスミッションとの組み合わせで、システムトータルの最高出力653ps(480kW)、最大トルク800Nmを発生し、電気自動車を除き、BMW史上最強のパワーユニットを搭載したモデルとなる。もちろん電気のみでの走行も可能であり、約90kmまで、ゼロ・エミッションで走行することができる。
ダイナミックな走行性能、あらゆる運転状況における抜群の安定性、高精度なハンドリング性能、優れた乗り心地、世界最高のドライビング・ダイナミクスの実現を目指し、XMには最先端シャシー・テクノロジーを採用している。
電子制御ダンパーとアクティブ・ロール・スタビライザーを備えたアダプティブMサスペンション・プロフェッショナルの採用により、長距離走行において優れた快適性を実現すコンフォートモード、スポーツ走行に適合するボディ剛性を高めるスポーツモード、さらに、ダイナミックな走行を可能にする、スポーツプラスモードの3種類のモードをMセットアップ・メニューから選択可能だ。
さらに、アクティブ・ロール・コンフォートを備えた直進走行時の快適性向上に寄与するアクティブ・ロール・スタビライザー、回頭性と俊敏なレーンチェンジを可能とするMモデル初となるインテグラル・アクティブ・ステアリング、Mスポーツ・ブレーキ、優れたトラクション性能を実現するMモデル専用4輪駆動システムM xDriveなどを組み合わせて採用することで、あらゆる状況においてMモデルに相応しいドライビングプレジャーを体感することができる。
そして最高の性能を発揮できるようにサーキット走行を想定し、最高速度を270km/hに高めるMドライバーズ・パッケージを標準装備。また、品質を高めるため、ビンテージ・レザーを内装に配したBMW Individualフルレザー・メリノ・シートや、最高の音響空間を提供する Bowers & Wilkinsダイヤモンド・サラウンド・サウンドシステムを標準装備している。
その他、アクティブシート・ベンチレーション(前席)やマッサージシート(前席)、4ゾーン・エアコンディショニングを標準装備し、スポーティなMモデルながらも、BMWラグジュアリー・モデルに相応しい快適性を実現。
BMWのラインアップの中で、最上級かつ最強のモデルの一つでもあるXMは、装備面においても最高レベルとすることで、ワンプライスの価格設定としている。
また、3月4日から4月4日まで、東京/原宿にBMW XMのポップアップ・ストアを限定オープンし、XMを日本初公開することが決定している。
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