このブログのコメント欄を拝見していて時々思うことがあるのはコメントの主張と私の主張がずれていることです。私が「Aではないかと考える」と述べているのに「ブログ主はBだと考えているようだが…」といったものもあります。コメント欄を拝見していて「あれー?」と思うわけですが、私は皆さんのご主張にとやかく上からかぶせることはあまりしたくないので何も申し上げません。他の方が気がついているのだろうという期待をしております。

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ではなぜ、読み取れないのか、いくつか理由があると思います。私のブログが以前と比べて文章が長くなったこと、平易な言い回しをしているつもりですが、わかりにくい表現も多々あるのでしょう。これは書き手である私の問題です。
一方、読み手もどれだけ一字一句をしっかり読んでいるのかといえば極端な話、タイトルだけみたとか流し読みのうえでのコメントもあるように見受けられます。そうなるとコメントとは別の自己主張に近いものになります。長い文章の場合、読み飛ばしは当然起こります。これが誤解の種であることも多いと思います。
ユーチューブを見ていると比較的「聞き飛ばし」は少ない気がします。理由は画像と耳の両方からのインプットで、印象付けが強いからだと思います。一方、文章だけですと目のチカラだけですから、文脈を読み取る能力が求められます。これが全般的に落ちているのはほぼ確実だと思います。
なぜ、読めないのか、専門家にも聞いてみたいのですが、私の実感としては集中力が維持できないのだと思います。特に若い方は結論を急ぐ傾向が非常に強くなりました。いわゆるまとめサイトで3行ぐらいでポイントをまとめたものが多くなりました。確かに事実を瞬時に知るにはとても便利なのですが、知らぬ間に読解力が落ちて行っているのです。
ヤフーニュースなどニュースサイトに掲載されているものは二極化していて、フルサイズのニュースや寄稿、コラムがあると思えば、数行のリードの部分だけ掲載されているものもあります。つまりそこに並んでいるニュースや情報のリストやクオリティ、深さ、長さ、専門性はことごとくバラバラで読み手のことをほとんど考えていません。ニュースをアップする提供者側の立場に立ったプログラムです。だから私はあまり読まなくなったのです。