サイトフィッシングはもちろん、キャストの精度を上げるにも視力は必要だし、ヘラブナ釣りだってウキのメモリを見てアワセをキメる。さらに言えば、暗い夜釣りでは安全面から見てもとても重要。釣りは視力と無関係ではないということで、釣りと視力の関係について少し掘り下げて書いてみたいと思う。皆さんの"眼"で、新しい発見をしてほしい。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

釣りと視力は深い関係にあり 目が疲れていると魚が釣れない?

釣りには視力が必要

当然ながら、釣りにおいて視力は必要不可欠。ルアーフィッシングでもキャストは目で見て投げるし、これが狂えば安心なキャストもできない。橋の上に人がいるのに、キャストが狂えば大事故だ。見えなかったでは済まされない。これは非常に重要なことだと思う。

夜釣りでもそうだ。目から入って来る情報は釣果を左右する。イトがどちらに流れているか?ウキの位置はどこか?など、細かい情報は全て目が頼りだ。

釣りと視力は深い関係にあり 目が疲れていると魚が釣れない?生活道路のある橋ではミスキャストはNG(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

安全確認にも

また、安全面においても言えることだが、足元はヘッドライトがあっても死角になりやすい。テトラポッドのすき間、切り株、犬のフン……どれも見えないと落ちたり、つまずいたリ、叫んだりとダメージを負うものばかりだ。ケガをすれば笑いごとでは済まない。ヘッドライトに頼らず、裸眼の安全確認も時には必要なのだと思う。

釣りと視力は深い関係にあり 目が疲れていると魚が釣れない?視力の差が危険回避のカギとなることも(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

釣りは目にいい趣味?

幸い釣りは目にいい趣味と言える。まぁ、野外でする趣味は全てに言えることたが、特に釣りはおすすめだ。スマホやゲームなどの画面を長時間ずっと見続けることはやがて視力低下に繋がると言われているが、その点釣りは安心だ。

シーバス釣りを例にすると、周囲の状況変化に目をよく動かすし、遠くの景色や夜景などもくまなく見る。ルアーを流せばその位置を目で追い続けるし、イトをメンディングする時も同じだ。フライフィッシングも小さなフライを目で追い続けるだろう。つまり、”見よう”とするトレーニングを自然としている感じだ。釣りこそ健康的で、目にいい趣味なのは間違いないだろう。

釣りと視力は深い関係にあり 目が疲れていると魚が釣れない?釣り場風景(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

目が疲れていては釣果も下がる

視力と釣りの関係はこうして考えれば考えるほど繋がりが出てくる。ここまで書くと、視力が下がればメガネを掛ければいいのでは?と思うだろうが、慣れている方はともかく、釣りのためにメガネを用意する方はどれだけいるだろう?と考えてしまう。確かに安全面を考えればあった方がいいが、そこまでしなくても……と思うことだろう。その前に視力をなるべく落とさない方法を探ってみたくなる。

目が疲れると、何となく脳も疲れる。それだけ目から入ってくる情報は膨大で、脳が処理しきれないということだ。特に釣りは見て聞いて、体を動かす趣味だ。いや、スポーツだ。疲れ目ではいい釣果など期待できない。

釣りと視力は深い関係にあり 目が疲れていると魚が釣れない?シーバス(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

睡眠不足も大敵

筆者もそうだが、せめて釣りの前日はスマホやゲームを控え、目を休ませて釣り本番に望みたい。そして睡眠不足も目には負担が大きい。しっかりと眠っていい釣りがしたいものだ。現代人はスマホを体の一部のように肌身離さず持ち歩いている。あの小さい画面を1日何時間見ているだろうか?目が休まる時間はあるのだろうか?そう考えながら、筆者もついついスマホを見過ぎてしまう。

釣りをする以上、やはり安全には気を付けなければいけない。もちろん、釣果も上げたい。しかしながら、メガネは似合わないので嫌だ。視力については釣りを続ける以上、もう少し考えて行きたいと筆者は思っている。皆さんはいかがだろうか。

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<宮坂剛志/TSURINEWSライター>

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