パルミジャーニ・フルリエが中国暦搭載の時計“トンダ PF シィアリーカレンダー”を発表した。こちらは世界初のコンプリート中国暦搭載機で、“シィアリー”という名前は中国の伝統的な暦である夏暦を意味している。
パルミジャーニ・フルリエでは、過去にグレゴリオ暦とイスラム暦を再現したモデルを発表しており、今回のモデルは複雑カレンダーモデルの3作目となる。中国暦は太陽暦と太陰暦を別々に計算し、それを同期させるという複雑なもので、太陰月または閏月を追加することで実現されている。約3年ごとに導入される13カ月目の月によって、2つの暦の周期を一致させる。さらに60年周期の年号や二十四節気、十二支などとも密接な関係があり、その表示は非常に複雑なものになる。
文字盤に表示されている情報は、時、分、月の表示とその番号、3年ごとの追加月、短い月（29日）と長い月（30日）、黄道に沿った太陽の進路を視位置によって15度ずつ24分割した二十四節気、ポインターと年号、陰陽の色分けによる十二支の動物や五行説の元素の表示、日数とムーンフェイズなど、一般的な時計では考えられないほど多岐にわたる。すべての情報はひと目で視認でき、ミドルケースの両脇にある補正装置によって素早く調整することができる。搭載ムーヴメントCal.PF008は12年周期で動いており、その間はすべての情報は調整不要になっている。
ステンレススチールケースにローレット加工が施されたプラチナ950製のベゼルを合わせ、スケルトンバックからはコート・ド・ジュネーブ仕上げのピンクゴールドローターを視認できる。
【問い合わせ先】パルミジャーニ・フルリエ TEL：03-5413-5745
提供元・Watch LIFE NEWS
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