動物たちの姿を詩情豊かに描く「Van Cleef & Arpels(ヴァン クリーフ&アーペル)」のジュエリークリップ「ラッキー アニマルズ コレクション」に、新作が登場した。

ジュエリークリップは、同社を象徴するクリエーション。帽子・ドレス・ヘアアクセサリーとして、様々に楽しめるので、大切な彼女へのギフトにいかがだろう。

新たに加わったラッキーで愛らしい動物の仲間たち

1906年、パリ ヴァンドーム広場に創業した「ヴァン クリーフ&アーペル」。1世紀以上にわたり、詩情あふれる独創的な作品を生み出すハイジュエリー メゾンとしての地位を確立してきた。

「ラッキー アニマルズ コレクション」は、2017年に初めて登場。動物たちをモチーフに、同社が常にインスピレーションの源としている、穏やかで思いやりに満ちた自然界を体現する。

動物たちのごく自然な動きをとらえたクリップは、目を見張るほど鮮やかに彩られ、好奇心に満ちあふれた瞳にはオニキスが煌めく。

今回発売した「テディベア」「フォックス」「ダックスフンド」「ビション フリーゼ」「フロッグ」は、オーナメンタルストーンとマザーオブパールでかたどられ、ゴールドビーズの縁取りが、繊細なコンビネーションを引き立てる。

動物たちそれぞれの個性が際立つクリップ

クリップは、それぞれの動物が持つ個性を際立たせるデザイン。知性・慎重さのシンボル「フォックス」は、滑らかな毛並みを半透明のカーネリアンで強調。

フォックス クリップ(イエローゴールド、カーネリアン、 ホワイト マザーオブパール、オニキス)

フォックス クリップ(イエローゴールド、カーネリアン、 ホワイト マザーオブパール、オニキス)

今にも飛び跳ねそうなフロッグは、躍動的な中に健気さを感じさせる。

フロッグ クリップ(イエローゴールド、マラカイト、 ホワイト マザーオブパール、オニキス)

フロッグ クリップ(イエローゴールド、マラカイト、 ホワイト マザーオブパール、オニキス)

また、ダックスフンドは陽気で冒険心旺盛な姿勢を、ビション フリーゼは人懐っこく遊び好きな性格を表現。テディベアは子ども時代を懐かしく呼び覚ますような優しい表情を表す。

ダックスフンド クリップ(ローズゴールド、カーネリアン、オニキス)

ダックスフンド クリップ(ローズゴールド、カーネリアン、オニキス)

テディベア クリップ(ローズゴールド、ホワイト マザーオブパール、オニキス)

テディベア クリップ(ローズゴールド、ホワイト マザーオブパール、オニキス)

厳選した素材が織りなす鮮やかな煌めきが作品に息吹を与える

同ブランドでは使用する素材を厳選することにより、それぞれのクリップに個性あふれる生き生きとした表情を与える。

オーナメンタルストーンは、鮮やかで均一な色調を選定の基準とする。カーネリアンであれば、オレンジがかったレッドの色味がダックスフンドの毛並みを繊細に表現。マラカイトなら調和の取れた縞模様が、フロッグの外見を想起させる。また、オニキスの深く艶やかな黒は、動物たちの目に生き生きとした輝きを添える。

マザーオブパールも、最高品質のものを使用。ホワイト マザーオブパールは、曇りのない均一な反射、グレー マザーオブパールは、微妙なニュアンスを重視する。ビション フリーゼのクリップでは、この2つの素材を組み合わせ、柔らかく繊細な印象を具現化した。

ビション フリーゼ クリップ(イエローゴールド、グレー マザーオブパール、 ホワイト マザーオブパール、オニキス)

ビション フリーゼ クリップ(イエローゴールド、グレー マザーオブパール、 ホワイト マザーオブパール、オニキス)

ゴールド&ストーンの精緻な職人技により作品が輝きを放つ

同コレクションに高貴な煌めきを添えるのが「ヴァン クリーフ&アーペル」の職人たちの、正確で精密なクラフトマンシップだ。

動物たちのシルエットを縁取る細かいゴールドビーズは全て手作業で磨き、脚・耳・鼻口部にあしらわれ、輝くばかりの生命感を授ける。

また、ホワイト マザーオブパール・カーネリアンによるフォックス、既存商品のマラカイト・ラピスラズリによるハミングバードは、多彩な素材と色調の組み合わせが特徴的。同じく既存商品のパンダは、マザーオブパールのマルケトリ細工によって、自然の色彩を表現し、作品に生気と洗練をもたらす。

1世紀続くメゾンが生み出す「ラッキー アニマルズ コレクション」。動物たちの表情は、生き生きと輝き「ヴァン クリーフ&アーペル」の慈愛に満ちた伝統に、新たな息吹を吹き込む作品群を構成する。

新しい年を迎える瞬間に、幸運が訪れるようにとの願いが込められた、同社のハイジュエリー コレクション。自分を彩る小物として、大切なパートナーへの贈り物として注目したい。

(高野晃彰)