【こっそりミームを教えます・79】 ネット上の掲示板やSNSでたまに見かける「ROMる」「ROM専」などの言葉。そもそも「ROM」とは一体どういう意味なのだろうか? 今回はROMの由来から使い方までを詳しく見ていこう。

SNSでもよく見かける「ROM専」や「ROM垢」! 一体どういう意味?
(画像=「半年ROMれ」はネット界隈で有名な言葉(画像はイメージ)、『BCN+R』より引用)

押さえておこう「ROMれ」「ROM専」の意味

 ネット上の掲示板や、最近ではSNSでも「ROMる」という言い方をよく見かける。この場合の「ROM」は「Read Only Member(リードオンリーメンバー)」の略称で、「書き込みせずに閲覧だけする人」を指す。「ROM」の由来は「読み出し専用」のメモリである「Read Only Memory(リードオンリーメモリ)」をもじったものとされている。

 主に匿名で書き込みをする掲示板などでは、「半年ROMれ」という有名な言葉もあるがご存知だろうか。これは空気を読めないレスをしてしまった人に対する通告を意味する。

 掲示板を遡って調べればわかるようなこと・流れを見ていれば理解できるようなことに対して安易に書き込んでしまうと、「半年ROMれ」の通告を受けた。つまり「その程度も知らないやつは書き込みするな」「書き込みしたいなら半年は閲覧してろ」ということ。

 SNSが現在ほど発達していなかった頃は、掲示板に書き込みすること自体かなりハードルが高かった。そのため「半年ROMれ」のようなネット用語が生まれたのだろう。

 しかし若者が気軽にSNS発信できるようになった現在では、その様相が少し変わってきている。「半年ROMれ」の通告をただの親切な指摘と受け止め、「教えてくれてありがとうございます」と返す若者もいるとか。

 「ROMる」と似たような言葉で、書き込みせずTwitterなどを見ているだけの人を「ROM専」、その閲覧するだけのアカウントを「ROM垢」などと表現。媒体が変わってもネット用語は生き続けている。(フリーライター・井原亘)

「ROM」だけじゃない! 是非チェックしたいその他トレンドワード

  • ・ありよりのあり
  • ・微レ存
  • ・飛ぶぞ
  • ・イヤッッホォォオゥ

文・井原亘/提供元・BCN+R

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