着物職人が手作業で仕立てる「巧流-call-」のガウン
「着物をファッションに」をコンセプトに、着付けのいらない着物などを扱うカジュアル着物ブランド「巧流-call-」。同ブランドは昨年11月、着物のシルエットを最大限に活かした「着物ガウン」(税込66,000円)を発売した。
着物や衣服は大きな工場で縫うと安価で製作できる。しかし「着物ガウン」は、細部まで品質にこだわり、一つひとつ着物職人による手作業で丁寧に仕立てる。職人による縫い方の特徴は、ゆとりがあること。ゆるく縫い上げることで縫い目が柔らかくなり、着たときの体へのフィット感がアップするという。
生地には、柔らかな風合いを持ち、着物の直線的な魅力が伝わりやすいスーツ生地を使用。なお同商品は、スーツ生地にも関わらず家庭の洗濯機で丸洗いが可能で、アイロンがけも不要だ。
職人の手で縫い上げたこだわりのガウン。手持ちのシャツなどにあわせて新鮮なコーディネートを楽しめそうだ。
着物ガウン
価格:66,000円(税込)
春から使える「能登上布YAMAZAKI NOTOJOFU」の日常着
石川県の指定無形文化財「伝統本麻手織 能登上布」を製造する唯一の織元「山崎麻織物工房」のブランド「能登上布YAMAZAKI NOTOJOFU」。同ブランドからは、次第に暖かさを増すこれからのシーズンにぴったりな日常着「凛装」を紹介したい。
能登上布独特の麻を使用した日常着シリーズ「凛装」は、身に纏うと心が凛と整うのはもちろん、素材独特の肌触りや経年変化も楽しめる。
こちらは着物の衿からインスピレーションを得てデザインされた「衿シャツ」(税込129,690円)。その風合いや透け感が、暖かい季節によく合いそうだ。
このほか、作務衣から着想を得た「作務衣ジャケット」や「作務衣パンツ」、平面に畳んで重ねることができる、着物の畳み方からインスピレーションを得たという「貫頭衣(かんとうい)プルオーバー」などが同シリーズからラインナップ。いずれもユニセックスで着用できるため、パートナーとのシェアもおすすめだ。
衿シャツ
価格:129,690円(税込)
格子柄から着想を得た「マザーハウス」のトート
最後は「マザーハウス」のアンティークテイストなバッグを紹介したい。
昨年春に登場した「アンティーク メッシュ スリム トート」(税込68,200円)は、使い古されたような雰囲気が魅力のアンティークレザーバッグ。濃淡のあるアンティークレザーを短冊状にカットして編み込んで作られている。また、ムラ感を持つレザーを使うことにより、すべて1点ものとして制作されている。
メッシュ部分は、日本の伝統的な格子柄から着想を得たデザイン。一見すると不規則に見えるパターンは、ミリ単位で調整を繰り返し生み出されたものだ。また、レザーは編み込んだ上で細かく縫製が行われており、そのミシン目が格子柄をさらに引き立てるよう、繊細に描かれている。
なお、同シリーズからはトートよりコンパクトなビジネスバッグや財布もラインナップしている。小物のテイストを統一したい人は合わせてチェックを。
アンティーク メッシュ スリム トート
価格:68,200円(税込)
いずれもコーディネートに上品なアクセントを加えてくれる逸品ばかり。ファッション好きならば、2023年は“和コーデ”にチャレンジしてみては。
(IKKI)