アレキサンダーワン、オールド イングランド、JW アンダーソンなど、ヨーロッパを中心とする数々のファッション製品を日本に輸入するなど、「ライフスタイルに新しい夜明けをもたらす」をミッションとする三喜商事が新ブランド「Alveri(アルヴェリ)」を設立。
そしてこの度、新素材の「木からできた糸」でつくるシャツを応援購入サービス「Makuake」にて販売を開始した。
SDGsに貢献する新しいシャツ
『ファッションで、SDGsに貢献できることはないか』。
地球温暖化や環境問題、大量廃棄社会、そして障碍者の雇用問題等、現代社会はさまざまな問題を抱えている。子どもたちの未来のために、何ができるのだろうか? そんなことを真剣に考えているとき、初めて見る素材と運命的に出会ったのがブランド誕生のきっかけだという。
それが木糸である。
通気性に優れ、軽量、抗菌防臭性、紫外線防止効果、毛羽立ちにくく肌に優しい素材。そして、その特徴は原料である木がもたらす天然のものであった。
三喜商事が長年紹介してきたヨーロッパのファッション文化には、ひとつの物を大切に使い続けるという素敵な伝統がある。その想いと木糸が繋がり、この素晴らしい素材で、ひとつずつ丁寧に、魅力的なファッションを作り上げそれを広めるために取り組むのが、「Alveri」というブランドの役割だ。
木糸の特長にみる、天然の機能性
抗菌防臭性、軽量性に優れるゆえ、“軽く”着こなしていただくことが可能。軽いなかにも、木の持つあたたかみが感じられ、着るだけでくつろぎの時間を過ごせるに違いない。
お手入れも簡単である。「Alveri」は普通の布として扱うことができるので、自宅でのお洗濯も問題ない。いつものお洋服と同じように、いつものお手入れで着用可能だ。また木が原料なので、敏感肌の方にも優しいものとなっている。
麻に似た素材感のため、着るごとに体に馴染み、柔らかく味が出てくるのも特徴のひとつ。アイロンの使用も可能なので、パリッとした風合いに戻すこともできる。
木糸はスギ・ヒノキの間伐材を使用し、和紙をすいて作られるものだ。その和紙をスリット状にし、撚りあわせると、間伐材100%の木糸が完成。これを織りあげることで、木糸を使った「布」ができあがる。
間伐とは、森林を守るために必要な伐採のこと。森林を間伐することは森林を守る、そしてくらしを守るために、とても重要なことである。シャツの着心地の良さを実感しながら、地球への環境に想いを馳せるオフの日というのも一興だろう。
(akihiro takeji)