
新制度では、現行で25万5000円の新入社員の初任給は30万円になり、年収ベースで約18%アップする。(画像=『DCSオンライン』より 引用)
ファーストリテイリングは1月11日、社員の報酬水準を数%〜約40%引き上げると発表した。同社は報酬改定を世界各地で進めており、海外に比べて報酬が低い日本で大幅な賃上げを行うことで、世界で通用する水準に合わせる。
3月から報酬を改定し、人材への投資を大幅に強化する。職種・階層別に求められる能力や要件に応じて決まる「グレード」の報酬水準を引き上げる。それにあわせて、従来の役職手当を廃止、社員の報酬は基本給と業績成果によって決まる賞与で構成する。
新制度では、現行で25万5000円の新入社員の初任給は30万円になり、年収ベースで約18%アップする。入社1〜2年目で就任する新人店長の月収は29万円から39万円に上がり、年収は約36%増える。
同社は2022年9月、国内店舗のパート・アルバイトの時給を先行して引き上げていた。今回は報酬制度だけでなく、組織構造や働き方も見直し、各国・地域の本部同士および現場が機動的に連携できるようにしていく。
提供元・DCSオンライン
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