東京都豊島区は、3月から工事を行ってきた「としまキッズパーク」を9月26日にオープンする。無料で利用できる。 

としまキッズパーク(写真=BCN+Rより引用)

 としまキッズパークは、7月11日にオープンした「イケ・サンパーク(としまみどりの防災公園)」と池袋保健所に隣接する敷地に、豊島区内を走行中のIKEBUSを監修した工業デザイナーである水戸岡鋭治氏のデザインによって整備された子ども向けの遊び場。

 「IKEBUKURO RED」の赤色で統一された園内には、ミニハウスや展望台の間をミニSLが走るほか、同区のインクルーシブ公園として、車いすの子どもも座って遊べる砂場、誰でも横転の心配のない安全なブランコなど、障害のある子どもも、ない子どもも一緒に遊べる。
 

パーク内を走るミニSL(左)と、パーク内に設置された横転の心配がないブランコ(写真=BCN+Rより引用)

 保健所を利用する幼児や保育園児、防災公園の来園者などが安心して遊ぶことができる施設で、「いろんな子どもたちが一緒に遊べる公園」「子どもたちが自分で遊びを見つけ出す公園」「子どもたちの個性を理解し尊重しあう公園」を目標に、パーク内でのさまざまな発見や体験を通じて、子どもたちの想像力・創造力を豊かにする。

 なお、同区は日本一の高密都市で、園庭のない公立・私立の認可保育所および幼稚園が8割以上あり、新型コロナウイルス感染症の影響によって遠足などの園外活動ができない園もあることから、平日の午前中は園児たちの貸し切りとしている。

 開園時間は10~16時だが、当面は新型コロナウイルス感染症対策として、予約制で利用時間を1時間とし、保護者を含め80人までの人数制限を行う。また、事前予約サイトは9月18日の公開を予定している。

 このほか、9月26日の「としまキッズパーク」オープンにあわせて、IKEBUSも「イケ・サンパーク」内への運行を開始する。

提供元・BCN+R

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