陶芸家・渡邊翔士氏の花器作品とヴィンテージショップ「ALPS(アルプス)」のアイテムの展示が、2月6日(月)までの期間、東京・日本橋兜町にある食と生活の複合ショップ「BANK(バンク)」地下1階のコーヒーバー&ショップ「coin(コイン)」にて開催される。

本展では渡邊氏の日本で初となる花器作品とヴィンテージショップのALPSの展示販売を行う。

花器と壺 渡邊翔士・ALPS

花器と壺 渡邊翔士・ALPS

陶芸家・渡邊翔士氏の花器作品を国内初展示

数々の人気シェフと共にレストランの器を手がける渡邊氏。同氏はロサンゼルスを活動拠点に、花器や壺などのセラミックアート制作している。

Photograph Jordan Vouga

Photograph Jordan Vouga

渡邊氏は陶芸のことを「土や鉱物、有機物など、地球上のさまざまなものを使って、その土地に根ざした作品を作る錬金術である」と考えているという。

そのため彼の作品の多くは、色彩、使いやすさ、文化の多様性などにおいて、ロサンゼルスから多大なインスピレーションを受けている。彼が扱ういくつかの釉薬は、師であるアドレイン・サックス氏から受け継いだ50年前のカリフォルニアの釉薬のレシピをベースにしたもの。

リズム感やバランス感覚、手仕事による釉薬の塗布など、日本の伝統的な技法はそのままに、渡邊氏の作品にはロサンゼルスを擁する“カリフォルニアらしさ”が色濃く反映されている。

今回のイベントでは、そんな同氏の花器作品に注目。渡邊氏の花器は、制作時の手の動きや、複数の釉薬を重ねるリズム感、そして独創性が表れているのが特徴だ。

ヴィンテージ花瓶をインテリアに消化する「ALPS」

さらに同イベントでは、ヴィンテージショップALPSが独自の目線でセレクトしたアンティークを共に展示販売。

ALPSは通常はオンラインショップのみでアイテムを販売し、イベントやポップアップなどで、さまざまなショップやブランドとのコラボレーションを行っている。今回はコーヒーバー&ショップ「coin」のコンセプト、渡邊氏の作品からインスプレーションを受けセレクトしたアンティーク花器が並ぶ。

火器と壺vol.01渡邊翔士・ALPS

火器と壺vol.01渡邊翔士・ALPS

コンテンポラリーの延長線上にある歴史、東洋と西洋の文化の重なりを感じるアンティークの価値を、その目で確かめてみては。

花器と壺 渡邊翔士・ALPS
期間:開催中〜2月6日(月)※火・水曜日は定休日
時間:11時〜22時
会場:Coffeebar & Shop 「coin」
所在地:東京都中央区日本橋兜町6-7 兜町第7平和ビル B1F

(IKKI)