オリスは同社を代表するライン、ビッグクラウンに自社開発ムーヴメントを搭載したモデル“ビッグクラウン キャリバー473”をリリースした。ビッグクラウンは1938年に初代モデルが発表されたアビエーションウオッチで、ポインターデイト表示に象徴されるクラシカルなミリタリーテイストが人気を集めている。

オリスは自社ムーヴメント開発を再開してから10年目を迎えており、このキャリバー473は10機目のムーヴメントとなる。キャリバー473は手巻きムーヴメントだが、ベースは同社の自動巻きキャリバー403で、スモールセコンドにポインターデイト表示を追加し、ムーヴメント裏側に120時間パワーリザーブゲージが備えている。この強力なパワーリザーブに加えて高い耐磁性を誇り、さらに10年間メンテナンス不要。保証期間も10年と長く設定されている。

ケースはマルチピース構造でサイズは38mmとやや小振り。ブルーのダイアル上に、スーパールミノバが塗布されたインデックスとセンター針がよく映える。風防はサファイヤクリスタルで、ケースバックもシースルーになっており、パワーリザーブゲージが視認できるようになっている。レザーベルトはファインアジャストメント(微調整)システム付きのフォールディングクラスプを採用。防水性能は5気圧となっている。

クォーツショック以前のオリスは、多くの機械式ムーヴメントをリーズナブルな価格で作り出してきたブランドだった。ここ数年はその時代に立ち返って積極的に機械式時計を再興させてきたが、とりわけキャリバー473は同社の開発チームが満を持して発表したクオリティの高いムーヴメントだ。10年保証というのも自信の表れだろう。今後の自社開発ムーヴメントにも期待したい。
【問い合わせ先】オリスジャパン TEL.03-6260-6876
提供元・Watch LIFE NEWS
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