新聞の折り込みチラシに、港区の10億円のマンションの販売広告が入っているのを見つけました(写真)。
実際にこの値段で売れるのかは分かりませんが、約50坪で10億円ですから、坪単価約2000万円です。
超高級マンションに限らず、世の中のモノの値段を見ていると、共通の傾向があることに気がつきます。
それは、値段の高いものの方が、価値が落ちにくく、より値上がりしやすいことです。
都心のマンションの場合、グレードの高い150平米を超えるような広い物件は、供給数が限られています。
価格も高額になりますから、購入できる人も限られます。でも、それ以上に物件が少なく希少なので、富裕層からの需要が強いのです。だから価格が下がりにくく、むしろ上昇しやすかったりします。
高品質・高価格の不動産の方が、供給の多いそこそこな物件より、結局オトクということです。
不動産以外のアート作品やアンティークコインのような実物資産でも同じ傾向があります。
例えば、有名な作家が書いた傑作と言われる100億円を超えるような美術品は、市場に流通している数が限られています。
そして、超富裕層の人たちの間で売買されており、良い作品があれば、買いたいと考えている人たちが市場に出てくるのを待ち構えています。だから、価格が下がる事はないのです。