Radiotalk(ラジオトーク)とは審査なしで誰でも配信可能な音声アプリです。Radiotalkを運営するラジオトーク株式会社が、今後のライブストリーミング市場の予測を年頭所感として発表しました。

 

音声配信トレンドはさらに拡大か

Radiotalkでは年頭にあたり音声配信トレンドの未来について予測を示しました。

ライブストリーミング市場は、世界で7兆円まで拡大し今後さらなる拡大が予測されており、クリエイターエコノミー市場は、10年後には10兆円が期待されているとのこと。

そのような中でカメラオフの音声配信サービスは大きなポテンシャルを持っていると同社は考えています。

アメリカでは、ポッドキャストのリスナーが1億7千万人に達し、代表的なSNSと同じ水準に達しています。

成長の背景となったのは、Apple Meta Twitter Spotifyなどの海外テック企業による買収です。
米国ではコメディ系、雑談トーク配信が若い世代に人気です。

米国での通勤は、電車などの公共機関ではなく車を使う国民が多いですが、リスナーの8割は車の中ではなく家の中で聞いています。そのため日本と聴取環境が同じであるため、今後ますます音声配信サービスのシェアが拡大していくと期待されます。

日本国内では2020年4月ころから、巣ごもりの影響で配信関連サービスの成長が加速しました。ユーザーも、毎日Radiotalkを起動するユーザーが増え日常に定着していることをうかがえます。アフターコロナ後もユーザーの生活への定着が見込まれます。

 

Radiotalk上位100名の流通総額は年間2億円超え

Radiotalkでの上位100名の流通総額は年間2億円を超え、Radiotalkで収益を得る人が増え、Radiotalkだけで生計を立てる配信者も複数生まれました。Radiotalkでの収益源はリスナーからのギフトです。ギフトや配信の盛り上がりに応じてポイントが付与されポイントを現金へ換金できます。

Radiotalkとは

Radiotalkとは、だれでも簡単にトークを配信できる音声アプリで、匿名OK、顔なしOK、思うままにトーク配信が可能。配信するための審査がないのが最大の特徴です。

配信は収録型と生放送型があり、誰でも最長12分、生放送は30分の配信が可能。

2017年8月にベータ版が公開開始、2018年4月にios限定で正式にリリース、2019年3月にRadiotalk株式会社を設立。2022年5月1日からブラウザ版より音声配信機能を公開しました。

ラジオ番組とのコラボも行われていて、トークの内容が優秀と判断された音源をラジオで放送するなども行われています。

(文・先崎ゆきえ)