”中華ギア”大手のネイチャーハイクはどこの国のブランド?

Naturehike(ネイチャーハイク)のエアフレームテントAir6.3をレビュー【キャンプ場で設営】
(画像=引用元:ネイチャーハイク楽天公式サイト,『cazual』より 引用)

ここ最近、コスパが良く機能性にも優れた中国製のアウトドアギア、通称「中華ギア」が注目を集めています。


なかでも日本でじわじわと人気を集めているNaturehike(ネイチャーハイク)は、2010年に中国の寧波(ニンポー)市で誕生したアウトドアブランド。


中国国内では圧倒的な知名度を誇り、テントやコット、寝袋などキャンプ初心者はもちろん玄人までも唸らせる優秀なキャンプギアを取り揃えています。


今回は、そんなネイチャーハイクのエアフレームテント「Air6.3」を実際にキャンプ場で設営し、テント内で過ごしてみた正直な感想をまとめてみました。


Air6.3の基本スペック

ネイチャーハイクのAir6.3は、保温性が高く結露しにくいコットン製のエアフレームテント。


メインポールは外側Aフレームを使用しており、内部空間が広く圧迫感がない居住性が特に評価されています。


さらに2箇所ある出入り口はフルメッシュ、フルクローズ可能で夏場の虫の侵入や冬場の冷気を遮断してくれるほか、換気や光量調節が手軽にできます。


展開サイズ約:長さ235x幅210x高さ145cm
収納サイズ約:78x25x35cm
ボトム立ち上がり:16㎝
本体重量:約16.2kg
参考価格:66,490円(税込)


エアフレームテント「Air6.3」にDDタープを過保護張り

Naturehike(ネイチャーハイク)のエアフレームテントAir6.3をレビュー【キャンプ場で設営】
(画像=『cazual』より 引用)

12月初旬の肌寒い日、小雨が降る中キャンプ場に到着。

今回はネイチャーハイクのエアフレームテント「Air6.3」に、DD Hammocks の人気商品「DDタープ」を過保護張りしてみることにしました。

エアフレームテントのAir6.3は空気を入れるだけで自立するので、フレームを組立てる手間がなく簡単に設営できる点が大きな特長です。

ためしにグランドシートに広げた状態から空気を入れてみましたが、3分ほどで立ち上がりあっという間に設営が完了しました。

面倒なフレームを通す作業などもなく、小さなお子さんがいるファミリーキャンプでも簡単に設営できます。

当日は雨だったので念のためAir6.3にDDタープ(4 x 4)を過保護張りしていますが、PVC素材を採用し撥水加工もしっかり施されているので多少の雨なら単体でも快適に過ごせそうです。

エアフレームテント「Air6.3」にぴったりなグランドシート

Naturehike(ネイチャーハイク)のエアフレームテントAir6.3をレビュー【キャンプ場で設営】
(画像=『cazual』より 引用)

ネイチャーハイクのエアフレームテント「Air6.3」に合わせるグランドシートは、OgawaのPVCマルチシート(アポロン、300 x 210)を選びました。

アポロンの寝室部分とAir6.3の室内はほぼ同じサイズなので、かなり広々と使えることが伝わるのではないでしょうか。

グランドシートは、「汚れ防止」と「傷・破れ防止」の役割を果たしますが、OgawaのPVCマルチシートは他社製品と比べると厚くて丈夫で傷・破れには強く、多少雑に扱っても気にならないタフさが魅力的。

なお、Air6.3は底面がPVCになっているのでグランドシートを敷かなくても使用できますが、収納と設営の手間を考えるとやはりグランドシートを敷くべきかなという印象です。

Naturehike(ネイチャーハイク)のエアフレームテントAir6.3をレビュー【キャンプ場で設営】
(画像=『cazual』より 引用)

雨が降ってしまい急遽過保護張りにしたため、Air6.3に対してDDタープが少し小さく感じます。

過保護張りも考慮するのであれば、4 x 4ではなくもうワンサイズ大きなタープが必要になりそうです。

エアフレームテント「Air6.3」内で過ごした感想

この日は外気温が10度と寒かったため、Pasecoのストーブを展開しておこもりスタイルにしました。

Air6.3のサイズでPasecoを使用すると熱すぎるくらいだったので、FutureFoxなどが販売しているバーナー用ヒーターアタッチメントでも十分暖かいと思います。

また、Air6.3は屋根部分に熱がこもってしまうので、扇風機を合わせて使用するのがおすすめ。

室温は24度前後まで上昇したものの、床からの冷えは防げないので銀マットやインフレータマットなどがあると心強いかもしれません。

Air6.3は一番高い部分で190cmあるため、10cmのインフレータマットを敷いても天井を高く利用することができます。

Naturehike(ネイチャーハイク)のエアフレームテントAir6.3をレビュー【キャンプ場で設営】
(画像=『cazual』より 引用)

高さと広さが十分にあるので、自宅のようにくつろぎながらワーケションができました。

ただテーブルやストーブを展開するとスペースが狭くなってしまうので、大人が広々と使うには2人が限界かなという印象です。

小さなお子さんがいる場合は4人くらいまでなら快適に過ごせるかもしれませんが、その場合にはストーブとの距離に注意が必要でしょう。

なお、暖房器具を置かない夏場であれば、大人4人でも問題なく過ごせる広さだと思います。

エアフレームテント「Air6.3」のおすすめポイント

エアフレームテント「Air6.3」は、空気を入れるだけで自立するので設営がとにかく楽チン。

設営時間たった3分で大人2人が快適に過ごせる広々とした空間がつくれるのは、エアフレームテント「Air6.3」ならではの魅力です。

エアポンプさえあればキャンプ初心者でもコツ要らずで設営できるうえに、フレーム部分がしっかりしているので安定感もあります。

また、TC素材を使用しているのでテント内が暖かく、ジッパーはYKK製なのでストレスを感じることなく開け閉めが可能です。

本体に加えて付属のケースも撥水加工されているので、多少の汚れはあまり気になりません。

エアフレームテント「Air6.3」の気になったポイント

Naturehike(ネイチャーハイク)のエアフレームテントAir6.3をレビュー【キャンプ場で設営】
(画像=『cazual』より 引用)

エアフレームテント「Air6.3」を実際に使用して気になったのは、基本的に布部分がエアフレームと一体になっているので細かい調整が難しく、ピン張りするのが難しい点。

また、ジッパー類は閉めて位置調整しないと閉められなくなるので要注意。

窓部分は内側から開けることができないのですが、簡単な換気程度であればサイド部分に通気口があるのでそこでカバーできます。

エアポンプで空気を入れる際にはどうしても踏ん張るので、ポンプに地面の汚れが付いてしまうのは避けられません。

個別で収納袋があるので多少の汚れは許容できますが、やはり収納する前に綺麗にしておきたいところですね。

そして一応天井にランタンをつるす紐が付いているものの、軽いランタンでも重さで垂れてくるので自在金具などで結びなおす必要があります。

あとはキャリーなどの荷物を置く場所がないため、陣幕やタープなどでプライベートスペースを確保する必要があるかもしれません。

これらの点をカバーし、2ルームとなった「Air12」という製品もあるのですが、こちらはなんと重量が32kg!

エアフレームテントの構造上全てが一体化しているので、さすがに取り回しが大変そうですね。

ネイチャーハイクの直営店舗は?日本での買い方

手に取りやすい価格帯でクオリティの高いキャンプギアを取り扱うネイチャーハイクですが、日本にはまだネイチャーハイクの直営店舗はないようです。

しかし、「TOKYO OUTDOOR MARKET」「GO OUT CAMP 関西」などのアウトドアイベントにたびたび出店しており、チェアやコット、ウェアなどの人気商品を販売しています。

イベントは不定期に開催されるので、出店情報は詳しくはネイチャーハイクのInstagramやTwitterをチェックしてください。

また、ネイチャーハイクは公式ECサイトのほか、楽天とAmazonにも公式ショップとして出店しています。

特にAmazonや楽天はセールやクーポンを使用してお得に購入できるため、手に入れたい商品があればどちらかのショップで購入するのがおすすめです。

提供元・cazual

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