俳優の金子賢氏がプロデュースし“サマスタ”の愛称で知られる人気ボディコンテスト「SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード) 」。なかでも優秀な成績を収め、PRO契約をしているトップ選手のみが集う『2022 JAPAN PRO GRAND PRIX』が昨年12月に東京・TFTホールで開催され洗練された筋肉美を競い合った。130名を超える出場選手のなかから、今回はモノキニビキニ着用で審査されるBEAUTY FITNESS MODEL(ビューティーフィットネスモデル)部門の注目選手に今シーズンに向けての意気込みを聞いた。
ビューティーフィットネスモデル部門は既定のモノキニビキニを着用し、健康的なボディラインを審査していく。そのため筋肉量というよりも、全体的にバランスの良いスタイルや、しなやかで美しい表現力などが評価されるカテゴリーだ。このなかで長身を生かした圧倒的な美脚ボディを披露しているのが、原島さみらさん。今大会が初めてのPRO戦でありながら堂々としたステージングで5位入賞。トップ選手が集うPRO戦の舞台で見事に輝きを放った。
大会後、「心から晴れやかな気持ちでPRO戦を終えることができました。充実感と支えてくれた皆さんへの感謝の気持ちで胸がいっぱいです。どんな順位であっても、ビューティーフィットネスモデルというカテゴリーへの挑戦がとにかく楽しくて、そういった魅力も改めてPRO戦を終えて再確認することができました」と原島さん。
昨年4月のTHE BEGINNING(埼玉予選)で優勝を果たしPRO契約、そこからは今大会に向けて努力を惜しまない姿勢で一歩ずつ前に進んできた。なかでも課題としてとくに強化してきたのは、「高身長のため筋肉の丸みや厚みが出しにくく、どうしても細く見えてしまいがちです。そのため、アウトラインの強化を最も重視して強化してきました。昨シーズンを改めて振り返るとPRO戦へ向けて、毎日必死にならなければ上には行けないと思い自分の課題をしっかりと受け入れて自分と向き合ってきました。その結果、目の前のトレーニングやポージング練習、毎日にベストを尽くすというシンプルなことをずっと続けてこられたというのが一番大きい収穫でした。応援してくださる皆さんの温かい言葉を糧に、前を向いて走り続けることができたんだと思っています」と話す。
今シーズンは“観た人に心の底から感動してもらえるようなパフォーマンス”を目標に、「ポージングやパフォーマンスの精度を上げていきたい」と意気込む。
「自分以上に自分のことを考えて指導してくれた先輩たちや、トレーナーの方々へ良い結果という形で恩返しをしたいという思いが強いです。だからこそ目標の実現に向けてトレーニングにポージング、自分がやるべきことを日々頑張っていきたいと思います!」
取材:FITNESSLOVE編集部 撮影:中原義史