人生を楽しむ術を知り尽くした男、三宅スタンレー。人生を豊かなものにしてくれるワインと時計との出会いを求めて、いつも世界のどこかを旅している。昨年から始まった本連載、今年も三宅スタンレーがこよなく愛するワインと時計を紹介していきます。


 こんばんは、三宅スタンレーです。みなさん、年始から良いスタートはきれましたか?卯年の今年は、時速80kmで走れるというウサギの脚力のごとく、年始から跳ばしていきましょう。さて、私の年始はと言えば、執事の立木ジョージを連れて、帝国ホテルの「オールドインペリアルバー」に赴きました。建築家のフランク・ロイド・ライトが設計し、「東洋の宝石」とも称された帝国ホテル・ライト館の面影を残す、まさにオーセンティックバーの代表的存在がこの「オールドインペリアルバー」です。私は無類のワイン好きですが、執事のジョージはテキーラマエストロの資格を持っていまして、今日はワインではなくテキーラについて少しお話しします。

 テキーラと言えば、日本では罰ゲームの飲み物というイメージがあるかもしれませんが、欧米では完全にプレミアム化していて、日本でもまもなくブームとなるでしょう。「ドン・ペリニヨン」や「クリュッグ」といった最高峰のシャンパーニュを手掛けるMHD社が満を持して「ボルカン・デ・ミ・ティエラ」という銘柄でテキーラ市場に初参入して話題になってます。イーロン・マスクも「テスラ・テキーラ」という銘柄でテキーラ市場に参入しましたね。テキーラの最高峰と呼ばれる「クラセアスール」は、私の特におすすめの銘柄ですが、バニラやオレンジピールの香りがあり、ヘーゼルナッツやバニラ、クローブの味わいが非常に魅力的です。「クラセアスール」は、メキシコの職人がすべて手作業でペイントした美しい陶器のボトルも特徴的で、プレミアムテキーラの筆頭と言えるでしょう。

 「オールドインペリアルバー」では、私は「ラガヴーリン」を中心にスコッチを数種いただき、執事のジョージはテキーラのカクテルをオーダーしました。「ラガヴーリン」は、スモーキーな甘みを感じさせるシングルモルトで、創業から200年以上の歴史があるアイラモルトの銘蒸留所ですね。ジョージはテキーラベースのカクテル「マタドール」「モッキンバード」「ストロベリーマルガリータ」をオーダーしてました。定番の「マルガリータ」をイチゴで割った「ストロベリーマルガリータ」はテキーラ初心者や女性にもウケそうです。

ワインと時計をこよなく愛する男・三宅スタンレーの連載第9回:「パネライ ルミノール」
(画像=『SEVENTIE TWO』より 引用)

 ジョージとの久しぶりに楽しい晩には、時計は「パネライ ルミノール ドュエ 3デイズ オートマティック アッチャイオ」を着用しました。心から打ち解けあえる気が置けない相手とは、「パネライ」がふさわしいですね。ケースが42mmと大振りで、「パネライ」らしいデザインが私好みです。意外にもこの「パネライ ルミノール」の出番が多いのですが、それだけ気を許せる仲間が多いということかもしれませんね。ビジネスの世界では油断は禁物ですが、遠慮がいらない相手と好きなお酒を好きな場所で酌み交わす時間も大切ですね。「オールドインペリアルバー」で「パネライ」を眺めながらそんな気持ちになった新年でした。今年もいろいろな場所から私のコレクションについて話をしていきたいと思います。それでは、また次回!

文・セブツー編集部/提供元・SEVENTIE TWO

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