サッカーW杯カタール大会で日本代表は、「新しい景色」を目指し、ベスト8進出に向けて奮闘したが惜敗。しかし強豪国相手に歴史的な勝利をあげ、その戦いぶりに日本中が沸いた。「新しい景色」には視覚的な風景だけでなく、ベスト8という、まだ見ぬ憧れや希望の意味も込められていた。

(画像=『食品新聞』より 引用)
▼2023年の食品界の「新しい景色」は、過去最多品目の値上げによって形成されそうだ。原材料高やエネルギー高騰、円安により、昨年はほぼ全商品が値上がりし、今春はその第2波が来る。製造現場やスーパー店頭、消費者行動などすべてが「新しい景色」に生まれ変わる。製造現場はコストとの闘いにしのぎを削り、スーパーは“値上げ渋滞”に悪戦苦闘、消費者は安いか高いかの二極化の選択に迫られる。
▼だが歴史的な値上げラッシュを乗り越えれば、食品界にも新たな時代が訪れるはずだ。高付加価値商品により業績を伸ばし、これが持続可能性に繋がれば申し分ない。
▼2023年の干支は卯。うさぎの持つ特性や伝説により飛躍や向上の象徴とされている。飛び跳ね、飛躍して「新しい景色」を見たいものだ。
提供元・食品新聞
【関連記事】
・活性化するベーコン市場 パスタ人気が一役 料理利用で
・「クノール」軸に下半期で勝負 提案力高めながら商品価値を提供 味の素執行役員 神谷歩氏
・コーヒー飲料 PETボトルVSボトル缶 各ブランドで容器戦略の違い鮮明に
・ビール類 夏行事激減で打撃も新ジャンル好調維持
・納豆 底堅い“生活密着品” 健康&巣ごもりで再び浮上