温泉街をぶらり歩いて楽しもう

日本各地には「名湯」として知られる多くの温泉があり、訪れる人々を日々あたたかく癒しています。
そして、名の知れた温泉地は観光客をもてなすために古くから温泉街として栄えてきました。
温泉街には名物料理が楽しめる飲食店や地域の特産品が購入できるお土産屋など、温泉以外にも魅力を感じてもらえるよう、その地域ならではの個性が光るお店が立ち並んでいます。
今回は、田舎旅を提案するcazualが運営中のInstagramアカウント「都市脱出計画」より、定番から穴場まで街歩きが楽しい全国の温泉街10選をピックアップしてみました。
街歩きが楽しい温泉街1.湯の川温泉【北海道函館市】

湯の川温泉がある函館市は、北海道の南端部に位置しています。
北海道の中では比較的温暖なエリアであり観光名所が多いため、家族旅行はもちろん、カップルや友達同士のグループ旅行にもおすすめのスポット。
なかでも函館山から見る夜景や、旧幕府軍の榎本武揚も入浴したと言われる湯倉神社、見晴らしの良い五稜郭 (ごりょうかく)タワーが有名で、ラーメン・海鮮丼・ジンギスカンなど、北海道グルメを堪能できるエリアとしても人気を集めています。

そんな函館市は、南西部の松倉川沿いにある「湯の川温泉」が温泉街として有名です。
函館空港から車で5分とアクセスも良好な湯の川温泉は、”日本一空港に近い温泉街”とも言われています。
湯の川温泉の玄関口「湯巡り舞台」

湯巡り舞台は、函館市電「湯の川温泉」電停から徒歩1分の場所にある足湯です。
2007年にオープンした比較的新しい足湯であり、誰でも無料で利用できます。
源泉から引いたお湯には神経痛や筋肉痛に作用する効果も期待できるので、観光で歩き疲れたときにぜひ立ち寄ってほしいスポットです。
年中無休、朝9時から夜9時まで利用可能。足ふきタオルを忘れずに持っていってくださいね!
■住所
函館市湯川町1-16-5
■アクセス
市電 「湯の川温泉」電停 下車 徒歩1分
温泉街にニホンザル!「函館市熱帯植物園」

函館市熱帯植物園は、南国の熱帯植物が3000本以上植えられている植物園です。
特に人気なのが園内にある「サル山温泉」。およそ90頭に及ぶサルたちが、冬季はゆっくりと温泉に浸かる姿が楽しめます。
温室は暖かいので、寒い日の観光にもおすすめです。
園内にはサルだけではなく、錦鯉やピラニア、セキセイインコやキンカチョウなどの動物もいます。
■住所
北海道函館市湯川町3丁目1番15号
■アクセス
函館市電湯の川駅から徒歩約15分
湯の川温泉のおすすめ喫茶店「コーヒールームきくち」

湯の川温泉には、小腹が空いたときにふらりと立ち寄れるお店も豊富です。
「コーヒールームきくち」は、昭和48年創業の老舗喫茶店。抹茶ソースをふんだんに使ったフォンダンショコラが有名で、濃厚な味わいをソフトクリームと一緒に堪能できます。
軽食やドリンクメニューも豊富なので、小腹が空いたときに頼りになるお店です。
ソフトクリームの窓口販売も行っており、食べ歩きにもおすすめ。冬季は9:30〜18:30までの営業となっています。
■住所
北海道函館市湯川町3-13-19
湯の川温泉の始まりの神社「湯倉神社」

湯倉(ゆくら)神社は、湯の川温泉の発祥地と言われる由緒ある神社です。
およそ500年前、木こりが神社内のわき湯に浸かったところ、病気が治ったという言い伝えがあります。
承応4年に創建された歴史ある神社であり、五穀豊穣、商売繁盛、災難除けにご利益があります。
神社内にある開運の小槌(こづち)は、願い事をしながら降ると良いことがあると言われているラッキーアイテムです。
■住所
北海道函館市湯川町2丁目28番1号
■アクセス
電停 「湯の川」で下車、徒歩1分
日帰り温泉で湯巡りもおすすめ

湯の川温泉には20近い温泉宿が点在しており、日帰り温泉が楽しめる施設も多いです。
湯の川温泉は基本的に無色透明で無臭なので、肌の弱い方や硫黄の匂いが苦手な方でも楽しめます。
保温効果が高いうえ、冷え性にも効果があるので、観光で冷えた身体もしっかり温めてくれますよ。
温泉巡りをして、各宿の雰囲気やお湯の違いを楽しむのもおすすめです。