ここで疑問に思うのは、果たして配偶者がいた方が生きがいを得ることにつながるかです。残念ながら、私は今までの人生で配偶者がいたことによって生きがいを感じるという経験は得られませんでした。

配偶者がいることによって、必ず生きがいが得られるとは限りません。私の周りを見ても、長年仲睦まじい夫婦もいれば、事実上崩壊している夫婦もいて、人それぞれです。

つまり、生きがいを得ることにつながる配偶者とつながらない配偶者がいるのでは無いでしょうか?

その違いは相手の問題ではなく、自分自身の相手との関わり方によると思います。生きがいにつながるような関係を自らが求め、そのために必要なことを実践しなければ、生きがいを感じるような関係性を構築することはできないのです。

このように幸福や生きがいの追求には個人による違いが大きく、試行錯誤の中から自分にとっての正解を見い出すしかありません。

だから、他者との比較や世の中の一般的な価値観に流されることなく、自分が求める幸福や生きがいを粘り強く探し続ることが大切です。

編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年1月10日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。