マイクロアドが提供をする、データプラットフォーム「UNIVERSE」と、広告配信プラットフォーム「UNIVERSE Ads」は、LiveRamp Japaが提供する、3rd Party Cookieに依存しないIDソリューション「RampID」と新たに連携を開始しました。

単一企業として「広告主、メディア企業、データ保有企業」へ向けた、自社開発・運営をする全てのプラットフォームにおいて「RampID」を導入するのは、アジアでもマイクロアドが初となります。

※2022年1月より、媒体社の広告収益化プラットフォーム「MicroAd COMPASS」との連携も開始しております。

昨今、プライバシー保護の観点から、これまでインターネット上で広く活用されてきたCookieの利用に対する規制が世界的に広まっています。そのため、インターネット広告における広告配信や効果計測において、3rd Party Cookieに代わる代替策が必要とされています。

マイクロアドは、提携する約210の企業から消費者のライフスタイルデータを収集・集約したデータプラットフォーム「UNIVERSE」を軸に、広告配信プラットフォーム「UNIVERSE Ads」と、メディア企業の広告収益化プラットフォーム「MicroAd COMPASS」を展開しています。

LiveRamp社が提供する「RampID」は、3rd Party Cookieに依存しないIDソリューションです。オーディエンスベースのデータや、ユーザーの1st Party Dataなどを、プライバシー保護に配慮した形の識別子に変換し、ユーザーの認識と計測を可能にします。事業主ごとに生成される、安全かつ固有のIDです。

マイクロアドは、Post Cookie時代へ向けた対応として、2022年1月より「MicroAd COMPASS」へ「RampID」を導入しておりました。新たに「UNIVERSE」と「UNIVERSE Ads」との連携が加わることで、単一企業としては、アジアで初めてデジタル広告の流通に関連する全てのプレイヤーへ、同時にRampIDによるソリューションの提供を開始いたします。これにより、プライバシーに配慮した、新しいデジタル広告の流通を包括的にサポートすることが可能になります。

マイクロアド、全てのプラットフォームで3rd Party Cookieを使用しない「RampID」との連携を開始
(画像=『RTB SQUARE』より 引用)

■各プラットフォームにおける「RampID」との連携による効果

・データプラットフォーム「UNIVERSE」 データ保有企業は、「RampID」を導入することで、3rd Party Cookieを利用せずに「UNIVERSE」へのデータ提供が可能になります。「UNIVERSE」へ蓄積されたデータは、「UNIVERSE Ads」を通じて様々な企業に活用されることで、Cookie規制後も継続的に保有データの収益化が期待できます。

・広告配信プラットフォーム「UNIVERSE Ads」 広告主企業は、Cookieの利用規制後も「UNIVERSE Ads」を通して、「UNIVERSE」に蓄積された各種データを活用した、様々なターゲティング広告配信が可能となります。

・メディア企業の広告収益化プラットフォーム「MicroAd COMPASS」 メディア企業は、Cookieの利用規制後も、3rd Party Cookieに依存しない収益化を実現することが可能になります。また、マイクロアドは引き続き、媒体社に対し「ATS※」の導入・支援を継続的に行うことで「RampID」の普及に努めてまいります。
※ATS:LiveRamp社の「RampID」の発行を行うための、IDソリューション「ATS(Authenticated Traffic Solution) 」

マイクロアドは、今後もデジタル広告のプライバシー保護を前提とした、健全性・安全性の向上への課題解決に注力し、Post-Cookieに対応する各種IDとの連携を進めてまいります。そして、新たな技術による広告プロダクトの構築を行い、デジタル広告市場のより良い発展に貢献してまいります。

■LiveRamp社コメント

今回の連携は日本市場における新しいエコシステムの構築が加速するものだと思っています。また独自でプラットフォームを開発、提供しているマイクロアド様の包括的な採用・導入、連携は、LiveRampにとっても新しい試みとなり、非常に期待しています。

  • マネージングディレクター・アジアパシフィックフレデリック・ジョウブ

提供元・RTB SQUARE

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