どんな釣りにも「当たりカラー」なるものがある。以前、沖のタチウオジギングでは赤金が私の当たりカラーで、そのジグを分けてくれた上司に、ちょっと微妙そうな顔をされたものだ。今年の大阪湾奥のライトゲームの当たりカラーについて、私見を述べたい。
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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
主観!今年の当たりカラー
端的に述べると、次の3つのカラーが、今年の湾奥の当たりカラーではないかと思う。
ハーフオレンジ
オレンジはムラのあるカラーではないだろうか?夜光虫パターンのときによく効く、またはオレンジのナトリウム灯の下で効くと聞いたことがあるが、筆者の検証では、特別そんなこともないような気がする。ただ、ソリッド系としてはソツのない色なので、持っておきたくなる。
ところが、今年の大阪湾奥では主力級。アジ・メバルには、本当にこのオレンジカラーが効く。できれば、「ハーフオレンジ」のような、半分クリア、ヘッド部分がオレンジのカラーで、小さめのシルエットを持っておきたい。活性が下がってきたタイミングで、もう一発アジ・メバルを引き出せる。

チャート系
夜釣りではもはや必須といえるが、今年は特に優先的に使いたいのが「チャート系」のカラーだ。月夜の海では月明かりで自然とふんわりと蓄光するが、蓄光ライトを当ててばっちりと光らせると、もっと反応が良くなる。アジ相手にチャート系を使用するとフグ・ベラのバイトが増えてしまうが、メバル相手だと、ファースト・フォールでのバイト(落ちパク)が増えるように思う。
全般にソリッド系
今年の大阪湾奥では、魚が、クリア系をまったく食わない夜がある。まだ光量がある夕マヅメでもキツい。シルエットが出るソリッド系を数色持っていくと重宝する。私が個人的によく使用しているのは、白だ。ちなみに魚の目には、黒っぽく見えるらしい。
盤石カラーもまじえながら
とはいえ、上記のカラーはあくまで今年の特徴のようなもので、ライトゲームには盤石ともいえるカラーがある。筆者の印象では、やはりオキアミ系のカラーだ。クリア系の赤というか、下の画像のようなカラーがベース。食い渋りのときに1尾捻り出すとしたら、この色が強い。必携のカラーである。
